A.モーツァルトの作品になってくると、重唱というのが多々でてきます。フィガロの結婚などは7重唱などもあるのですが7人のキャラクターがそれぞれ違うことをいっているのにそれが音楽になっているのですからモーツァルトの天才ぶりが伺えます。
合唱ではないのでそれぞれの個性が出てきたほうが良いわけですが、フィガロの結婚にはケルビーノとマルチェッリーナという二人のメゾの役があります。おなじメゾの役でも全くキャラクターが違いこの個性をいかに出せるかが劇的な演劇の要素を含みドラマを面白くさせていきます。声、歩き方、表情、手の扱いなど様々ですが、これらのことを一つ一つこなしていくととても素晴らしい作品になっていきます。モーツァルトのこれらの作品を是非一度鑑賞していただくことの面白さに気付いて来ると思います。(♭Σ)