発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4293.音のなかで決定できる要素は何ですか。

.音は、高さpitch(音高Hz)、大きさ(声量・音圧dB)、長さ(持続t)、音色(波形)で変わります。

1.高さ

高さは、振動の速さで決まります。速ければ高く、遅ければ低く聞こえます。通常、1秒間の振動数をヘルツ(Hz)によって表わします。人間に聞こえるのは1520Hzから1000020000Hzぐらいの間の高さの音です。

2.強さ

強さは振動のエネルギーの大小と、それの周囲(の空気)への伝達の程度によって決まります。音源の大きさ、形状、振幅、振動の方向などで変わります。聞く人にとっての大きさは、音源との距離・方向・周囲の状況・振動数・音質などでも変わります。

3.音色(音質)

音色は振動の様相(波形、および波形や振幅などの時間的変化)などで定まります。(♭θ)