発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4548.上達のためには、質問をした方がよいのですか。

A.レッスンを始めたばかりの人にとっては、右も左も分からない状態からのスタートだと思うので、「何が正しく何が間違っているのか」、「今起きていることがどんなことであり、どうすることが理想なのか」ということが分からないのは無理も無く、当然といえば当然だと思います。
もし、レッスンを始めて数ヶ月が経っても、何も質問も出ず、変化の実感がわかないようならば、自分自身に対して「要注意」と思ってください。
質問するというのは、自分自身と向き合わなければ決して行なえない行動なのです。自分に興味を持ち、元の自分が何をしたことによってどのように変化したのか、よいと言われたときの感覚はどうであったのか、ということを認識できる力をつけなければなりません。もし、レッスンを受けた結果違和感を覚えたのならば、素直に「これでよいのか?」と質問してみることです。
「よく分からないけど、まぁ、いいか」は人を堕落させます。上達したければ、素直に自分自身と真正面から向き合い、自分の分からないこと、知らないことをなくしていくことが重要です。(♭Я)