発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4613.現代の声の専門職の代表とは何でしょう。たとえばコールセンターのオペレーターでしょうか。

A.企業のアウトソーシング(外注化)の流れで、多くのコールセンターができました。そのため、コールセンターでは、クレーム処理がきちんとできるような人材がいないと今や商売にならないので、それだけ声に対する姿勢や教育が厳しいわけです。
コールセンターでは通話が録音され、それを管理者が聞き、その状況をチェックしています。例えば、応対時間の長さで、クレームをうまく処理できているかどうかということを判断しています。通話が長くなるということは、お客さんとトラブっている証拠だからです。
コンピュータにお客さんと交換手の両方の声を入れて、その声の波形でクレームの処理や話しがうまく進んでいるかどうかを判断できる機材を投入しているところもあります。
これは、声でお客さんの感情の変化を捉え、グラフで明示します。音声分析が実用化されてきたということでしょう。(♭ё)