A.声は、声帯で生じます。それを調節するのは筋肉です。筋肉は使わないと衰えます。年齢とともに使わないと、筋肉ですから弱くなって、きびきびした声を発することができなくなります。太く、低く、そして、かすれてきます。緊張感のない声になり、しわがれてくるのです。
声帯だけではありません。声は体のいろんな部分と関わっているので、体が衰えると当然、老けた声になっていくのです。衰えるとは、弱っていくこと、すなわち、死に近づいていくことです。それゆえ、まわりの人によい印象を与えなくなるのです。特に声は、息にストレートに結びついているだけに、声の弱さは息の弱さで、呼吸の浅さは命の危なさとなります。(♭ф)