発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4721.声は体のバロメーターといえますか。

A.声は、声帯で生じます。それを調節するのは筋肉です。筋肉は使わないと衰えます。年齢とともに使わないと、筋肉ですから弱くなって、きびきびした声を発することができなくなります。太く、低く、そして、かすれてきます。緊張感のない声になり、しわがれてくるのです。
声帯だけではありません。声は体のいろんな部分と関わっているので、体が衰えると当然、老けた声になっていくのです。衰えるとは、弱っていくこと、すなわち、死に近づいていくことです。それゆえ、まわりの人によい印象を与えなくなるのです。特に声は、息にストレートに結びついているだけに、声の弱さは息の弱さで、呼吸の浅さは命の危なさとなります。(♭ф)