発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4967.喉の状態が悪いときに医者へいくべきですか。

A. 私は立場上、生徒から相談されたり、喉の調子が悪いといわれれば病院を紹介することもあります。けど多少喉をいためたくらいでまったく仕事にならなかったらまず舞台は無理です。多少の問題はだれでもあります。その中で最低限のパフォーマンスをするのが仕事であり、その最低限の声のレベルを鍛えるのがレッスンであると思っています。
現在はよっぽど酷い風邪でもないかぎりは声を壊すことはありませんし。毎日数時間のトレーニングと稽古をこなしても毎日歌えます。何かあるたびに病院にいっていたのでは仕事になりません。歌い手は肉体労働者なのです。痛めないような発声と痛めてもそれをカヴァーできる発声をみにつけて多少のことでまったくパフォーマンスができないという人にはなってほしくないと思います。
(♭Σ)