発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4998.動物も声で感情表現しますか。

A.声をあげるということだけなら、動物や鳥でも、うなったり、さえずったり、いくつものパターンを持っています。快や不快、恐れや怒りを表している分には、感情表現といえないわけではないでしょう。
ただ人は、この声をことばにしていきました。のど、口、鼻、舌、歯、唇など多くの器官を、発声を発音し、さらに、ことばにするのに複雑に使っているわけです。そしてそれは、そのときの感情の伝達だけでなく、いろんな情動や意味を表すようになりました。そのため、逆にことばの意味が感情を呼び込むようなことも、生じてきたのです。ストレートな感情表現から、過去や未来、経験していないものまで、イマジネーションできるようになったのです。(♭ф)