発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4996.生まれて最初に覚える言語はどのくらい影響力がありますか。

A.最初の言語の音声パターンは、その人の話し方の特徴のきわめて大きな部分を占めることになります。その人が十代以前に第二、第三の言語を習得しないかぎりは、10代を過ぎた後に習得した言語は、いつまでも「外国訛り」で話されることになるのです。どこかにお国訛りが残っているという人は、誰でも思い当たると思います。
外国語訛りをもつ話し手の母語になじみのない聞き手には、その話し手の話し方が、どのような別の言語パターンの影響を受けているかを識別することは不可能でしょう。(♭ф)