Q.まじめにストイックに練習ができなくて悩んでいます。
A.コツコツと続けることは大変ですが、受験勉強などと違って自ら選んだものなら楽しみましょう。人を楽しませるのに自分が楽しんでいなくては。私も続けるのはきついときがありましたが、今となると、声やそれを求めにくる人と接していると楽しいものです。お坊さんはまじめに法を守っていますが、真の教えには、深く神秘なるものがあるのです。アーティストは、マジシャン以上の魔法使いでしょう。
Q.毎日、練習をするべきなのですか。 A.原則としては、することでしょう。いつでも声が最高レベルで使えるようにするためです。求められている条件がきついほど、平常のレベルをアップして保っておかなくてはなりません。さらに最高のものを常に、というか、新たに出そうとするなら尚さらです。 Q.ときどき練習する方が調子がいいです。練習を毎日することの意味は何ですか。 A.最高のものを求めるとするからです。自分の努力を100パーセントにしておき、+αを待たなくてはなりません。自力であって他力(ファンや客や協力者だけでなく+天運=天の助け)を使います。「万事尽くして天命を待つ」のです。