A.鼻風邪をひいたり、花粉症などで、軽くても鼻の炎症や鼻づまりがあると、声はどうしても鼻にかかってしまいます。そのような場合は、鼻の炎症を治さなければ、鼻にかかる声の改善は、むずかしくなります。それとは別に、鼻に響かせようとするあまり、声が鼻にかかってしまう(声が鼻に入ってしまう)ことがあります。
そのような場合は、その間違いに気づいた段階で、すでにほとんど問題は解決したようなものです。響かせる場所を、鼻の中ではなく、前にずらしてやればよいのです。(♭Ξ)
A.鼻にかかった声というのはあまりよい状態ではありませんね。まず自分から響きを作りにいかないことです。体をしっかり作ってコペルトでジラーレされた声は正しく鼻を超えて副鼻腔まで響いていきます。これが声楽で言うマスケラの声です。
原因として声が前に出すぎていたり、舌が前にですぎていたり鼻腔共鳴をまちがえていることなどがあげられます。それぞれのトレーナーに自分の状態を確かめてもらいましょう。(♭Σ)
A.軟口蓋を上げることです。また、口の中が狭いと、鼻にかかった声になりやすいかもしれません。よく、鼻に響かせて歌いましょう、とおっしゃる先生がいます。これを取り違えて、鼻にかかった声になってしまうことがあるかもしれません。鼻濁音のガ、を練習すると、発音した瞬間は、鼻にかかった声になりますが、ア、という母音になったとき、鼻にぬけます。そのときの感じでいつも歌えると、改善できます。笑顔で、歌うだけでも、改善になります。 鼻にかかった声=鼻を響かせた声ではない、ということを感じられるといいと思います。(♯Ω)
A.舌根が硬かったり、力んで鼻腔を鳴らそうとするのが原因と思われます。声を出す時の意識を変える必要があります。発声をする時に、身体の後ろ側を開くイメージで歌ってみましょう。(♯Δ)
A.息が鼻に抜けすぎているかもしれません。軟口蓋を高く感じて、口の中でも響かせましょう。鼻をつまんで自然に発声できるようにトレーニングすることもあります。そうすることでより口の中の響きを感じることができると思います。(♯Λ)