Q.トレーニングのハードさは。
A.トレーニングにおいては、感覚と体を鍛えること、体が声に伴うようにしたり、声が体から動くようにするということですから、速さとリズムについていこうとしたら大変くらいでちょうどよいのです。体力も息もいるくらいにです。
こういうレベルのトレーニングに、「腹式呼吸が必要ですか」「正しい呼吸とは何ですか」という疑問は出てこない。呼吸がなければ、もっていきようがないからです。だいたい息が上がってしまって終わってしまう。普通の人なら、かなりの体力トレーニングをしないと、こういうレッスンはできないのです。
Q.課題が明確になりません。
A.やることというのはたくさんあって、限度がないものです。目標を人よりちょっとうまくとか声が出るようにとか、高い声とか、そういうところに設けてしまうから、声についてわからなくなってしまいます。できているのかいないのか、よくわからない、これでいいのかなどと迷うのです。
プロが隣で歌っても、まったくかすまないような存在感、ここのトレーナーにもオペラの主役クラスの人がいるわけです。それを超えるオーラが、あなたに、声にあるでしょうか。(♪)