Q.外国の生活している中でやると有利と言われていますが、外国の環境にしたところで、声は出るものでしょうか。
A.ベーシックの声についてはそういうことがあるかもしれないですね。ここでも、歌のことを見ているのに、準備中に大して声を出さない。私は、グループ、その前は個人で、10時間以上、スタジオに入っていました。8時間も声を出す。すると日常的には声になりやすい声にはなる。
そこで出す声は、高音から低音全部ではありません。使っている声域に固定されてしまう。地声ですから低いところは出しやすくなる。高音で歌を歌うとなったときに、そういうところに関しては薄くなります。単に外国人と日本の人のギャップを埋めるのならいいかもしれません。アーティストとしての、日本人と外国人としてのギャップを、声を埋められるのかといったら、集中したところで時間をとって、徹底してやったほうが、レベルの高い練習にはなります。
Q.「生活している中で、声を使って、ヴォイストレーニングになっていく」というのは、その人がどういう状態であれば、そういうふうになるのですか。 A.声を使っていることは、そのままヴォイストレーニングになるからです。人と話すことでもそうです。行商の人でも八百屋の人でも、野菜を売っていることも、声出しを伴えば、ある意味ではヴォイストレーニングです。歌で使う声とどこか一致してくることもあるということですね。(♪)