Q.声帯みぞ(溝)症とは何ですか。
A.声帯に前後に走る溝が生まれつきあり、慢性の炎症のために生じる病気です。声門の閉鎖不全が起き、声が出にくくなります。
(♭ф)
Q.声帯に結節ができたと言われました。
A.声帯結節は、タコのように固いものが両側の声帯にできます。声門の閉鎖が不完全になり、声がしわがれ声になります。ポリープと違い、声を過度に使う職業の人に多くみられます。声帯の前方に左右対称にできることの多い声帯のタコです。高い声、特に裏声が出にくくなることが多く、それが左右の声帯の間にはさまって、発声したときにすきまができると息もれします。一息で発声できる時間も短くなってしまいます。(♭ф)
Q.声帯ポリープとよく聞くのですが、悪性とかありますか。
A.声帯ポリープは、小さな突起のようなものが声帯の片側にできます。結節と同じように声帯が閉じにくくなり、声帯の粘膜に血管の破れた部位ができ、「血豆」のようなできものとなるのです。声がかすれます。
この場合、ポリープは腫瘍ではなく炎症です。丸みを帯び、不透明になって柔らかくてプヨプヨしています。ポリープそのものは、神経が通っていないので、痛みは感じません。声を酷使したり、喫煙などでできやすくなります。悪性(喉頭ガン)ではありません。
(♭ф)