Q.レッスンでの生徒の声をみて、成果がわかるのですか。
A.生徒の声単独では無理ですが、過去との比較という、トレーナーと生徒との関係でみると大体つかめます。トレーナー自身が述べるのでは、まだまだ不完全、かつ、主観を逃れられないのです。生徒の体験談なども、主観そのものです。そこで私は、トレーナー―生徒を一つの枠として、しかも複数名でみていくことにしたのです。最低でのトレーナー2人の見方を知ることで、より正確に把握できるのです。
Q.ヴォイトレのプロセスについて、お聞きしたいのですが。
A.私のところのレッスンの共通のパターンで述べると
1、発声以前のアファメーション 心身とも準備する
2、発声に関する感覚、イメージの構築とその実践(発声)
3、実践のチェック判断と改善およびそのマスター
4、レッスンの復習、トレーニングでの体得
さらに加えるなら、
5、状況に応じた応用のパターンの習得とフォロー
よい発声を生み出せる身体づくりにつきるということです。
Q.声のケアはどういう次元で行うのですか。☆☆ A.私は生理、心理、精神に分けています。生理としては、音声医、心理はカウンセラー、精神は精神科で投薬なども含みます。これらは、ヴォイトレに広義の意味では入っていると思います。さらに、体、フィジカル面もあり、パーソナルトレーナーや整体師が、精神、メンタル面では、モチベートやプランニングなどメンタルトレーナーが扱うところです。ここではヴォイストレーナーが関わっています。(♯)