A.先生というのは、先に生きている人、自分の先を行っている人ですから、誰しも先生として捉えられます。そこだけでも必ず学べるものがあります。相手から学んで育ちながら、下から支え、アップさせるのがトレーナーの仕事です。
私は先生と呼ばれますが、それは、社会的コードで、相手にさんづけを強いても申し訳ないからです。先生と呼ばれて舞い上がるバカもいるし、「先生と呼ばれるほど、馬鹿でなし」ということばもあります。私は、先生と大学の頃から、家庭教師、水泳教室、専門学校の講師などで呼ばれていたので、もとより不感症です。どこかの国の人は、日本人で、お金持ちに見える人はシャチョー(さん)、そうでない人はセンセーと呼びます。(♯)