A.ヒーラーのようなトレーナーは、まさに心理的なアプローチをしますが、私は生理学としての発声のメカニズムに基づき、そこから逸脱することは好みません。そこにおいては医者や学者の立場と似ています。声や呼吸を扱うことは、限度を踏まえないと危険なことでもあるからです。そういうことも経験、失敗などによって学ばされてきたので、研究所には、ガイドラインをおいています。カリスマトレーナーはいらないと思っています。弟子や信者をつくるためにやっているのではないからです。トレーナーは問題解決の訓練とフォローに専念しています。ゴールへ歩むのは本人なのです。(♯)