発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.アーティストは、狂気であり自分勝手であるべきですか。

A.それだけで評価された天才はいません。作品で評価された上で、そういうエピソードが知られているのです。天才については語れません。研究所でのレベルのことであれば、バカになる、はみ出すことへのお勧めくらいです。多分、指導者は、それ以上勧められないが、本人がやってしまうことに含まれるでしょう。一方で、ただのバカと異なるのは、基準を一流のものから学んでいるということです。そして、それを乗り越える体感覚、さらに、方法論をもっているということです。

つまり、1.目的があり、2.現状が把握できていて、3.そのギャップがわかる、そして、4.ギャップの埋め方がわかる。14がどうであれ5.結果として埋めていく行動をとる、ということです。

トレーナーは、この1~4を手伝うのです。アーティストは、一流やすぐれた人やトレーナーを、1の目的レベルにおくのでなく、自らを最高レベルにおく、いえ、自らをも離れて、きっと神の領域に入るのです。他の人のことよりも、それを絶対に優先する。それが狂気や自分勝手にみえるだけです。

つまりは、15は、らせん状に上に上がっていくわけです。となると、世の中というのも一つの壁にすぎないでしょう。

私が述べていることも、他のトレーナーにわからないこと、世の中の人がわからないことも、私にしかわからないこともあります。また、私にもわからないこと、一流の人のわかること、神のみぞ知ることの一部も入っているときがあることを感じます。それを感じると、世俗的なこと、他人の評価などどうでもよくなるのです。そうでなければ、こういうことも続かないものです。至福の一時、永遠なるものを求めてください。(参考には、私のホームページをみてください)(♯)