発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.「ブレスヴォイストレーニング」のプロセスについて

A.ことばを発したら即プロと思わせるほどのトレーニングで声を練ることです。つまり、読んだだけでも歌になるくらいの声と表現力を持つことが大切です。

ことばを読み込むことによって、ことばのフレーズがでてきます。棒読みでなく、感情を込めると、体と息が使われるはずです。それをリズムグルーブに乗せ、さらにメロディを巻き込んでいくのが、「メロディ処理」です。こうして魅力的なことばのイメージ、実感を表現力として失わないまま、その流れが、結果として歌になります。

声には体力、そして息を必要とします。だから、体や息が身についていくのです。つまり、次の順に整えていきます。

 

a. 声(深い声)

b. ことばの表現力(音色)

c. ことばのフレージング

これをベースに歌唱にしていきます。

 

d. リズム(リズムグルーブ)

e. メロディ(メロディ処理)

f. フレージング(オリジナリティ)

 そのプロセスで、力をつけていくのです。(♭)