A.声の弱い人が人並みのレベルを越えて、本当に一流の声と思われるような声になるには、その基礎だけで十年はかかるということです。陶芸の道でも人並みになるには十年、プロのスポーツ選手でも、十代(小・中学時代)の頃からおよそ十年かかります。つまり、ものごとが成立するには十年、時間にすると、およそ一万時間が最低限の目安なのでしょう。陶芸を2~3日やって、一人で湯飲みがつくれるようになったというレベルと、一流の作品といわれるレベルとは、簡単に比較や言及ができるものではないのです。ちなみに一万時間とは、毎日三時間、無休で約十年です。(♭)