A.原語のままではなく、訳詞という自分たちのことばがつくことが大切なのは、歌は生活しているところのことばで支えられているからです。器楽曲に対して、歌が決定的に有利なところは、次の二点です。
1.人間の声である 2.ことばで意味を具体化できる
日本語で育ってきた日本人が、いくらセリフや表現を外国語でいっても、その伝わる程度はネイティブほどには判断できません。日本では、英語で歌えれば、英語の発音が正しければOKという形での評価が幅を効かし、表現が忘れられてきたと思うのです。(rf拙著「英語耳ヴォイトレ」)(♭)