A.今の時代、音響技術での補完がさらに容易になり、聴衆も視覚的効果をより求めるようになったので、問題そのものの位置づけや優先順が、以前より曖昧になってきました。そのため、アーティストも、トレーナーよりプロデューサーと相談せざるを得なくなりつつあります。欧米のように、最低の条件が揃ったヴォーカリスト、つまり、本人のもっとも可能性のある声(オリジナルの声)を取り出した上に、作品のオリジナリティを乗せるフレーズづくりにまでいかないからです。現実にもそこまでの力は、求められていないということです。(♭)