A.日本のオペラ歌手(声楽家)には関西で手伝ってもらい、東京でも1990年代からトレーナーとして採用していきました。今、声楽家を主力としている理由は、むしろ、J-POPに対応することにおいて有効だからです。声楽を学んだ人の方が、ポピュラー歌手やポピュラー畑のトレーナーより、確実な効果を、比較的相手に関わらず(特にできない人、やってこなかった人に対しては)、声において導くことを期待できるからです。このJ-POPSは、私の中では、オペラ歌手といってもロック歌手ほどにも叫び続けられない声など、トレーニングの基礎の根っこがついていないとしか思えませんでした。世界のレベルからみるとはしにもかからないと言うと、いらない反感をかうだけなのでやめておきますが、ポップスだけでなくオペラでも邦楽でも、世界で活躍できる人材の登場を心待ちにしています。(♭)