A.最終的には、自分の豊かなイメージにそって、丁寧に繊細に扱える声ということになります。その条件として、体でコントロールできていることになります。動かない体は、最初は邪魔しますが、やがて動くようになると、声を支えます。この辺は他の分野と全く同じです。器を大きくするためにトレーニングがあるのです。
呼吸、発声、レガート、調音などは、その支えとしてあります。まして、発音、ビブラート、声域、声量、ミックスヴォイスなどは、その応用、もしくは派生したところにあるのです。トレーニングにおけるこうした位置づけを、忘れないでください。(♭)