A.ブレスヴォイストレーニングは、声楽でなく、基本中の基本という意味でのクラシックです。出力の仕方によって、オペラでも演歌でもポップスでも邦楽でも、役者、噺家、そして日常にも応用できる、そういう基礎的な声づくりのことです。
たとえていうと、クラシックバレエの基礎レッスンのようなものです。どういうダンスにも有効だということです。バレリーナは、すぐにはラップを踊れないかもしれません。しかし、他の人たちと同時に、ラップを習い始めたとしたら、もっとも有利な体と感覚をもっているでしょう。それを私はプロの体とよびます。同じような意味で、プロの声というものがあり、プロの体があるということです。それを認めるところからが、スタートです。(♭)