発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.話や声のトレーニングで、あがり症は克服できますか。

.話もトレーニングをすると、やがて人に聞いてもらいたくなる、聞かせたくなる。人前で話すことを体験していくこと、そこで小さく勝つことで成功体験を重ねていく。話すことは生きることです。

それでも、手足がブルブル、ガクガク震えていては、話すどころではないだろう。ここでは少しでも落ち着いてうまく話したい人のために、あがり防止対策をいくつか紹介しておく。いろいろ試してみて、自分に最もあった方法を見つけよう。

・ひたすら練習を積み、自信をもって話せるようにする

・会場をあらかじめ見ておき、他人が話す時も一緒に話しているつもりでリハーサル(疑似体験)をやっておく

・聞き手のうちの一人に聴かせるつもりで話す

・聞き手の顔を畑の中の野菜(カボチャ、ニンジン、ダイコンなど)と思う

・手のひらに「人」と書いて、三度飲み込む

・震えがきたら、全身に一度、力を入れてから脱力する

・ひざがガクガクするようなら、足の親指にしっかり力を入れてグッと曲げてみる。ひざの屈伸運動をしてみる

・批判してもらうつもりで話す。体当たりでぶつかり、格好をつけない(Э)