A.声を出すことに、とても一生懸命になっていても、なかなか思うように表現できなかったり、声の出し方が一辺倒になってしまう人がいらっしゃるようです。
声を出すことだけに一生懸命になるより、一度立ち止まって、自分が出している声がどうなっているか、その時姿勢はどうなっているか、録音、機や鏡を頼りに、自分を振り返ってみる必要があるとあります。
ずっと前のめりの姿勢になっていませんか。また体をかためてしまってはいませんか。体は柔軟であるのが望ましく、この形でないと声が出せませんというのではよくありません。
声に関して、一本調子のことですが、音程に高低の抑揚はついてますか。トレーニングをして日が浅い人と、プロの違いはこの音程の高低の幅が相当違います。最初は恥ずかしく感じるかもしれませんが、思い切り高低の差をつけてみてください。
それから、子音のそれぞれに変化はついてますか。いつも同じパターンでしか発音できないというのではなく、子音もゆっくり発音したり、速く発音したり、湿った感じ、乾いた感じを使い分けることで、表情の違いが生まれます。
さらに、文章を気持ちの変化と共に読めていますか。一本調子を技術で回避することもできますが、何より、気持ちの変化を載せていくことが大事だと思います。
(♯β)