A.大抵の人は喉の奥、舌根部分、軟口蓋の奥が固いです。普段動かし慣れてないので無理もありません。そして、トレーニングをして日が浅い方や、まだ歌をあまり練習していない方は大抵が、ここの筋肉が大変動きづらく、ここをほぐすことに少々時間を要します。
喉の奥を開けるためには、口蓋を上げて、舌根を下げていただく必要があるのですが、いざやってみようと思ってもなかなか思うようにはいかないかもしれません。それは無理もないことです。というのはこの部分は、不随意筋と言って、自分の意志で動かせる部位ではないからなのです。しかし、1~2週間ほど鏡を見ながら、下げようと努めていると、だんだんいうことを聞いてくれるようになります。ですので、毎日、習慣がつくまでは根気よくやってみてください。
舌根を下げて、口蓋をあげて、喉の奥を縦に開けられるようになってきましたら、次に舌根のみにアプローチします。舌を頬っぺたの内側に着けて、押してみます。また、唇の裏側からぐるぐるとまわしてみます。ほうれい線を消すためにいい運動とされています。これをやりながら声を出してみましょう。だんだんと舌根がほぐれて動かしやすくなっていくと思います。(♯β)