A. 声によい食べものと聞いてすぐに思い浮かぶのは、金柑ですが、お正月くらいしか食べられないのが残念です。手軽に活用できるものとしては、蜂蜜と大根おろしが、それぞれ、殺菌作用と抗炎症作用が期待できるので、よく使います。大根蜂蜜 (大根を蜂蜜に漬けて出た汁)のほうが、より効果があるようですが、作り置きが面倒なので、つい別々に食べてしまいます。
また、粘膜によいとされるビタミンAを多く含む、人参・カボチャ・レバー(他にも、ウナギなどまだたくさんの食品がありますが)も、喉が荒れ気味のときは、進んで食べるようにしています。
飲みものは、声が疲れたときの炭酸水は、昔からはずせません。メロンやチョコレート、珈琲・紅茶・烏龍茶と並べて、「歌う前には、喉が荒れるから絶対に口にしてはダメよ。」と、恩師に言われた気がしますが、実際に、声楽家の男性の多くが活用しているのを目にしました。最近は、炭酸水には、血行促進作用があると知り、なるほどと、胸をなでおろしています。
食べもの・飲みものには、好き嫌いだけでなく、アレルギーなども有ったりするので、自分の体に合わせて選んでいくようにしましょう。([E:#x266D]Ξ)
A. 人それぞれですね。アレルギーや体質などもあるので一概によいとも悪いとも言いづらいです。例えば、昔から舞台関係者には本番前は肉がいいという人もいます。個人的には、焼いた肉よりも馬刺しなどがいいですが、本番前に生ものを嫌う人もいます。喉の疲労を回復させるのはビタミンAがいいという話があります。ビタミンAをよりよく摂取するために生肉の摂取がいいといわれています。
ヨーロッパの劇場などでは、本番前はオイル系のパスタを必ず食べる人がいます。脂分を摂取しておく目的と、エネルギーとなる炭水化物を両方摂取するためでしょう。
声によい飲みものというのは、私はあまり気にしていません。よく、紅茶やハチミツなどと聞きますが、テノール歌手の多くは稽古場や楽屋でコーラを飲む人が多いです。私も本番中は炭酸飲料をよく飲みます。単純にリフレッシュの意味もありますが、外国人歌手でもコーラを飲んで歌っている人は多いです。
よっぽどのものでない限りは、いかにストレスを軽減できるか、リラックスできるかということが重要だと考えます。過去の偉大な歌手たちの自伝などを読むと、本番前に気合を入れるためにウィスキーを一杯のんでから舞台に上がったという人も結構います。([E:#x266D]Σ)
A. 私は食事のときに身体によい食べものは意識していますが、声によい食べものという捉え方をしてはいないので具体的な返答ができません。飲みものに関しては、これと限定するものはないですが、季節を問わずに温かい飲みものを意識して飲んでいます。特に冬場は冷える上に乾燥も気になるので、歌う前には温かい飲みものを取っています。私はお茶や紅茶ですが、同僚に聞いたらポットの中身が白湯の人もいました。
ちなみに喉のケアで摂取しているものとして、マヌカハニー(MGO 400⁺)、プロポリスなどがあります。マヌカハニーは乾燥対策はもちろん、抗菌作用があるので普段から予防に、もしイガイガしたり喉が不調のときも助けになります。プロポリスも予防として身体の免疫を上げるために取っていますが、喉が不調のときはさらにプロポリスでうがいをしています(その後、飲み込みます)。よい声を出すために楽器である身体を整えるという意味ではプロポリスにかなりの信頼を寄せています。([E:#x266F]α)
A. 一般的には、刺激物はできるだけ避けた方がよいと思います。辛い物は特に通常よりも炎症に近い状態になると思いますので、通常であればそれほど気にすることではありませんが、本番前に特別辛いものを食べるなどは、できたら避けた方が無難だと思います。
また、極端に冷たい物を飲んだり食べたりということも、喉を冷やし過ぎてしまうと思いますので、できたら避けた方がよいでしょう。夏場などはどうしても冷たいものをとることが増えると思いますが、ほどほどを心がけた方がよいと思います。体調面を考えても、冷たいものばかりになってしまうと、内臓が冷えることになり、疲れやすくなると思います。
お腹が弱い人は不調になりやすくなると思いますので、暑い日でも冷たいものはほどほどに、時々温かいものをとることも必要ではないかと思います。喉の調子が悪い時、風邪などで明らかに炎症状態になっていると思われるときは、はちみつをお湯で溶いてレモンの果汁を入れたものを飲むことが多いです。はちみつには弱いながらも消炎作用がありますので、ほかのものを飲むよりも多少効果が期待できますし、ひどくなる前でしたら、これだけで解決する場合もあります。体に優しい食べもの、消火によい食べものを選ぶとよいのではないかと思います。([E:#x266D]Я)
A. 喉は粘膜で覆われていますので、粘膜を強くする食べものをお勧めします。よく言われるのは、ビタミンAを含む食品ではニンジンのカロチンがいいと聞きます。そのほか緑黄色野菜やレバーにも含まれているそうです。私は栄養士さんに勧められてサプリメントでも補うようにしています。
それからビタミンBも粘膜の強化によいと聞いたことがあります。魚や肉、納豆などにも含まれています。
飲みものに関しては、水分不足は粘膜の大敵ですので、よくとるようにしています。ポカリスエットのようなものは吸収されやすく、風邪の脱水症状予防にも使われます。
本番前に避けるように言われるのは牛乳などの乳製品です。生の果物のジュースなど酵素たくさん含むものも、歌う直前は避けるようにしています。
飲みものではないかもしれませんが、最近は油に注目されていて、オリーブオイルやココナツオイル、亜麻仁油などをそのまま飲む健康法もあるようです。
はちみつやプロポリスなどは、風邪をひきそうになったときに取るようにしています。マヌカハニーというはちみつは抗菌作用が強く、大変効果があるようです。([E:#x266F]β)
A. 声によい食べもの、飲みものはあまり知りませんが、控えたいものは、刺激の強いもの、冷たすぎるもの熱すぎるものです。
歌う前に食べたほうがいいとか、なにも食べないほうがいいなど、人それぞれの習慣と体質があります。生卵を飲むとか強いお酒を一口飲むとか、びっくりするようなエピソードも有名歌手の中にはあります。
一概にこれがいい、悪いというのは、私は決められないと思っています。
個人的には、ステージの前には炭水化物を食べてエネルギーを十分に摂ります。飲みものはあまり熱いものは飲まず、なぜかリンゴジュースを飲むとよく声が出ると学生の頃試験の時に気づいて以来、リンゴジュースがジンクスとなっています。根拠はなく、ただ自分がそれが落ち着くという理由です。([E:#x266F]ё)
A. 自分が食べたいと思うものを食べ、飲みたいと思うものを飲むのがいいと思います。仮に声によい食べものがあったとしても、それが嫌いな食べものだった場合、食べるストレスのほうが声に悪い気がするのです。普通にバランスのよい食生活をするのが一番大切ではないでしょうか。
ここでは、声に「悪い」と私が考える食べもの、飲みものを上げます。(実際にはここに書いた声に悪いとされる食べもの、飲みものを多用されている歌い手さんもいます。)
1.たばこ。食べものでも飲みものでもありませんが声に悪い筆頭です。もっとも私は一本も吸ったことがないため、どのように悪いかはわかりません。たくさん吸う歌い手さんもいます。
2.酒。お酒もたばことまったく同じと考えます。お酒をたくさん飲む歌い手はいっぱいいますし、私もオペラの稽古などで裏方さんとよく飲んでいました。しかし今では一滴も飲みません。歌に何のメリットもないと思うからです。喉の水分を奪いますし、飲みすぎると次の日には頭が痛くなって正しいトレーニングができません。コーヒーやウーロン茶も喉の水分を奪うと嫌う人がいますが、酒の比ではありません。(私はコーヒーはよく飲みます。)
3.冷たく冷やした飲みもの。私は水もできるだけ常温で飲みます。喉を直接冷やさないようにと考えています。([E:#x266D]∴)
A. 何か特別なものを摂取するのでなく、暴飲暴食をせず、普段からバランスのよい食事を心掛けることが大切だと思います。
私は大切な舞台の2~3日前には赤身のステーキを300gほど頂きます。喉の表面が潤いますし、力が出ます。ただし、前日や当日では効果が感じらません。むしろ、濃い味付けのものは口腔内のバランスが狂うので避けます。
他にパフォーマンスの当日に避けるものは、辛いもの、冷たいもの、刺激の強いもの、烏龍茶やジャスミン茶のように油分を洗い流す飲みものです。でも、何もない日なら気にせず口にします。
ひどく声帯を荒らしたときには、コラーゲンドリンクが効きました。何種類か試しましたが、一番効果があったのは一本千円ぐらいするものでした。プラシーボ効果かも知れませんが。お肌にいいとされているものは、声帯にもいいと考えて間違いないです。
あとは本番前日に必ず食べるものがあります。ケーキです。特段、喉にいいわけではないですが、景気づけです。ケーキだけに…冗談はさておき、「これを食べると上手くいく」というものを自分で決めて、毎回食べるのもよいかと思います。自分によい暗示をかけてあげるのです。([E:#x266F]∂)
A. 声によい食べもので、真っ先に思い浮かぶのは、牛の生肉です。生が苦手な人は、ある程度、火を通したものでもよいと聞いたことがあります。本番の日の朝に牛丼を食べて出かけていく人の話を聞いたこともあります。
なぜでしょうね、根拠はわかりませんが、恩師からそのように教えてもらい、私自身も実践しています。
飲みものは生姜湯、はちみつレモン、かりんジュースなど、喉が滑らかになるような飲みものがよいです。生姜は身体を温めます。紅茶でうがいをするのもよいそうです。歌う前に飲むと渋みで喉が引っかかることもありますので(ウーロン茶も)注意しなければなりませんが、うがいには殺菌効果があるそうです。
食べないほうがよいものは、辛いもの、刺激のあるものは避けたほうがよいようです。激辛ナントカ…などというものは、歌ったり喋ったりする喉の粘膜に刺激が強すぎます。香辛料の入っているものを食べることによって、お腹の調子までおかしくなることもありますので本番前は避けますが、それ以外では私自身はあまり神経質にならないようにしています。([E:#x266F]Å)
A.食べものはその人の好み。あまり、気にしない方がよいでしょう。
のども筋肉ですから、使う前に冷たいものや氷はよくありません。辛すぎる、刺激が強い、冷たい食べものなどはよくないでしょう。ウーロン茶も、のどのねばりを取るように感じて嫌がる人がいます。
食べものは、スポーツ選手と同じで、栄養価の高いものがよいでしょう。ちなみに声楽家は、大食かつ美食家が多いそうです。太った人もたくさんいました。([E:#x266D]π)