A.よい意味で捉えれば、歌うときの方がしっかり身体を使えているので、話し声よりも疲労を感じにくい、と言えると思います。一方で、話し声の方は喉に負担のかかる出し方をしてしまっている、とも言えます。
同じようなご質問をする人を見ると、話し声がご本人の声に対して必要以上に低い声、低いポジションであることが多いように見受けられます。練習方法のひとつとして、いつもより上のポジションで短めの詩や歌詞を朗読してみてもることをお勧めします。これは朗読がうまくなるためではなく話し声のポジションを上げるための練習なので、感情は込めません。抑揚もつけずむしろ棒読みくらいで、ポジション高めに、声色も一色という感じでよいです。(抑揚をつけると低い声になりやすいようです。)シンプルに、横断報道(6m位)の向こう側の人に呼び掛けるくらいの声で、テンション高めに読み始めるとよいです。上のポジションで話す状態を日常的に行うことで感覚を馴染ませていってください。([E:#x266F]α)