A. たとえば、口の開き方が小さい(口が狭い)、顎が固い、瞬きが多いなど、無意識にやっている行為は人それぞれにあります。誰でも自分のことは客観的には見られないので、トレーナーがそれを見つけてお知らせしているのです。無意識にやっていたことも、指摘されて一度でもそれを自覚できたら、その後は個人差はあっても改善に向かっていくものです。
ですがご質問のように指摘されても自覚が持てないとなると、足踏み状態で前に進めません。トレーニングにおいても、うまく実践したときに自覚できたかどうか(体感できたかどうか)はとても重要なことです。トレーナーが今よい状態だった、よい声が出たと感じられても、ご本人がまだわからなければ進みは半歩、ご本人も自覚できたときにようやく一歩進むのです。
レッスンを受けていればうまくなるわけではありません。「自覚を持つ」ことの積み重ねが上達につながっていくと確信しています。自覚できないことは、スルーするのでなく、「自覚できない」「わからない」という応答をしていただくと、よりよいレッスンになっていくと思います。([E:#x266F]β)