Ａ.下あごを固める癖のある人は結構いらっしゃいます。私自身も、歌を始めて間もないころは下顎に力が入り、先生によく注意されていましたし、下あごはもうないものと思ってくださいと言われたことがあります。
下あごに力が入るということは何かしらの支えを、下あごでやってしまっているということかもしれません。未熟なうちは私は声を支える筋肉がなく下あごまでも動員して支えていたのかも知れません。下あごを固めて止めているとのことですが、下あごを緩めたうえで息を流すことを重視すると、下あごが緩んでくるかもしれませんね。そしてさらに重要なのは上あごをより優勢に使うことです。大きなリンゴにかじりつくとき、皆さん上あごを上げて、口蓋も上げていると思います。このかじりつくような上あごの動きを、歌の時にも利用してみてください。より下あごの意識は薄れていくと思います。（[E:#x266F]β）
