A.息を吸った時に肋骨の内側についている横隔膜が広がって下がり、息を吐いたときにはそれが弛緩して元にもどります。横隔膜をいかに保持するかが息の支えに繋がります。
しゃっくりは横隔膜の痙攣だといわれていますが、同時にヒクっと声もなってしまうことがあるのではないでしょうか。これは横隔膜と声帯が連動している証拠だそうです。
横隔膜をわざと動かしながら息を吐き、それとともに声を出すと「あ~あ~あ」と揺れた声がでます。これは体と繋がった声であり、体と無関係に出る声ではありません。大変特徴的な声ですが、この声を真似していくと、いいトレーニングになります。動物の鳴き声で、特に犬などが威勢よく「わんわん」と、よく通る声で吠えるときは、横隔膜の動きと声とが見事に連動し、無駄な力や喉の力みなどが一切ないことが見て取れます。走った後の犬のお腹が、ハアハア言いながら動いているのも横隔膜の動きです。是非、横隔膜と声を連動させてみましょう。([E:#x266F]β)