A.誰にとっても、自分の声は主観的にしか聴けないものですので、第三者が客観的に聴いたときの声がどうであったか、その意見はとてもありがたいものです。あなたにとって「しっかり声を出した」という体感は、恐らく身体や喉への負荷がかかっている状態を指しているように思います。その固定概念を一度取っ払ってしまわないと、感覚と逆のことを言われるという矛盾はなくなりませんし、この先も声が力むほどの負荷をかけ続けることになります。
反対に「何もしない感じ」という体感のときによいといわれるのは、力みが入らずに発声できているからでしょう。ようするに、あなたが「何かしよう」とするそれは、もうすでにやり過ぎの域に達しているのです。あなたは「何もしない感じ」でも、実はもう身体は必要なことをしている状態にあります。自分の感覚と周りの判断にギャップがあるのは大変なのはお察ししますが、少しでも早いうちに基礎に立ち返って取り組むのが賢明です。
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