A.立って歌う方が、座って歌うよりも声を出しやすいと感じる人が多いように、立っているときの方が「身体の支え」は発動しやすいと思います。逆に、座っているときは身体が休まりやすい(「身体の支え」が働きにくい)ので、より意識的に身体を使う必要があります。そう考えると、座って練習するときによっぽど意識してよい状態にもっていかない限りは、立って行うのに比べて練習の効果に差が出てくることは想像に難くありません。せっかく練習をするのであれば、立って行う方がより効率のよい練習になると思います。ただ、誤解のないように、座って練習するのがダメというわけではありません。レッスンではあえて座って行うトレーニングも扱っていますし、「立つ・座る」以外にもいろんな体勢になって声を出しています。一辺倒にならず、いろいろな練習方法を取り入れていっていただきたいです。([E:#x266F]α)