A.昔は、コンサートなどで声をあげ続けて失神する人がよくいました。過呼吸(呼吸過多)です。吸気のしすぎで、息が早く苦しく、めまい、動悸、痙攣が起きることもあります。ぼーっとしてしまったりパニックになったりします。
そのときは、袋などに自分の吐く息を集めて二酸化炭素を吸うことが対処法でした。そうして酸素濃度を薄めたのです。ペーパーバック法といいます。
今は、吐く量をセーブさせるようにします。たとえば、握ったこぶしの親指と人差し指側で呼気を圧するなど、です。こうした口すぼめ呼吸を覚えておきましょう。([E:#x266F])