A. ノイズは悪いことだと捉えるなら、できるだけ、そうした息音が聞こえないように歌うことです。アナウンサーなどでは、マイクに対して吹くとやり直しになります。この違いは、ライブレコーディングで最も大きいです。あるいは舞台と映像での役者のセリフなどにも違ってきます。両方が必要であれば、吹かないようにするか、使い分けることができなければなりません。
歌い手の場合は、民謡などでも響きを大切にするのであれば、このノイズ音はマイナスとなり、浪曲のようにだみ声の感情表現を重視するのなら、効果となることもあります。演歌や歌謡曲は、西洋から入ってきたので、吹きません。しかしエスニックな歌やポップスでもロックやヘビメタぐらいになってくると、ハスキーな声は常道です。箇所のヴォイトレでは基本的に、共鳴を重視して、負担のないことを目指します。