発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.歌の感情表現について、泣きや怒りの感情を入れたほうが伝わるものなのでしょうか。

A. 芸術、芸能における感情表現というのは、受け取る側に働きかけているかということになります。本人がどのように感情を込めたとしても、それが伝わらなければ何の意味もないし。本人が何の意識もなくても、その感情が伝わればよいのです。

歌において、感情を入れようとするのは、過剰になりすぎる危険があります。あくまで、作品の表現ですから、ニュアンスとして伝えるところで止めたほうが無難です。