発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.英語以外の言語で歌う場合、どのような点に注意が必要ですか。

A.イタリア語やフランス語などで歌おうとすると、それを理解する聞き手の耳は非常に厳しくなります。言葉の響きが素質によるものか、後天的に修正可能なものかはヴォーカリストにとって大きなテーマです。幼少期なら直せても、大人になってからでは困難を極めることもあります。また、加齢による衰えをどこまで技術で保てるかについては個人差や環境の差が大きく、明確な答えはありません。だからこそ、言語の壁や肉体の老化という抗えない変化に対して、自分が今どこまでできているのかを冷静に把握し続ける必要があります。言葉のニュアンスを保ち、衰えを最小限に抑えるには、変化に合わせた継続的な自己調整が欠かせません。