発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2014-10-20から1日間の記事一覧

Q.トレーニングの目的は、レッスンからみると復習ですか。

A.頭で理解したり、気づいたことを体に覚えさせること、つまり、意識してやっていることを自動的に(無意識下で)できるようにしていくことです。頭でなく、体に記憶にメモリするのです。(♯)

Q.自分のなかのどの発声がよいかわかりません、順番をつけられますか。

A.どれもよくないからわからないのだと思います。本当によい発声であれば、しぜんと悪いもの、使えないもの、いつまでも使いにくいものは淘汰されていくものです。ゼロから始めるつもりでレッスンしましょう。

Q.私が発声しようとすることのほとんどを否定されます。どうやればよいのかわからなくなります。

A.ともかくも、混沌とした状態で、どうやりくりするかを意識していくことが学ぶための前提です。どんな声でも、すべてを肯定してくれるトレーナーより、基準が明瞭といえるかもしれません。

Q.スランプで声が出ないと言ったら10年早いと言われました。

A.スランプでなければ、パーフェクトに声が出る人なら、スランプといえますが。そうなるまで待てということでしょう。

Q.トレーナーの指示通りに声を使えば正しいのですか。

A.あなたの思う声があっても、作品に使うのなら、あなたの判断よりトレーナー、もしくはプロデューサーの指示にそった方がよいものとなることが多いでしょう。

Q.発声とは、声を大きく響かせる技術ですか。

A.結果として、大きくも響くようになればよいのであって、それは目的ではありません。むしろ、焦点と方向性をもって、完全にコントロールできる声に絞り込んでいくこと、コントロールの術を学ぶものと考えます

Q.精神と身体を鍛えたらよくなりますか。

A.そこに問題がある人が多いので、大体はよくなります。一時的には、今までのやり方と反してしまうときがあります。ヴォイトレですから、声というものに結び付けていくことを怠ると、あまり意味のないようになります。それは精神力の強い人や身体の強い人…

Q.自分の声が嫌いなら、どこから変えるべきですか。

A.今の自分の声を好きになる、ということがベストです。なぜ嫌いかを考える。次に誰の声ならよいかを選ぶ。では、その人の声になれたら本当によいのかを考えてみてください。 ヴォイトレは、大抵、自分の今の声の否定から入ることになります。よくても悪く…

Q.声と性格とは切り離せないのでしょうか。

A.日常に生活する自分と、日常に使う声は連動するし、ステージで演じるのに使う声もまた、連動します。声も性格もこれと決めつけられないように思います。大切なのは、声をどのように使っているかということです。性格がどうであれ、演出すればよいことで…

Q.声を自由に扱いたいのですが。

A.それなら、声から自由になることです。