発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.嫌なことをどう避けたらよいのでしょう。

A. 嫌なことに対しては言い返しておくとよいです。すると次から、嫌なことが少なくなることが多いです。言い返したため、どんどん嫌なことが来るのなら、そこから再度考えるしかありませんが。

Q.好かれないことを恐れて自分の思うことを言い出せないです。☆

A. 全員に好かれることは難しいですが、全員に嫌われることというのも、それほどないわけです。まわりに嫌われると1人か2人が味方になってくれたりするのです。その1人2人と仲よくする方がうまくいきます。

Q.無理な言い分ばかりで押してくる人に困っています。☆

A. 自分の意見だけ押してくる人がいる場合には、それに反発したり、ときに一撃を加えるような、どうするかわからない感は出しておきましょう。 舐められると、どんどん不利な状況に追い込まれることがあるからです。

Q.皆の言うことに流されて、いつもそれでよいのかと思うことが多いのです。

A. 日本のようにまわりが察してくれたり、よくないと思っても皆がやらないからなどというのは、かなり特殊な社会です。いつも、下手に出ておけば、それで済むし、出る杭は打たれることが多いからです。ただし、受け身一方では、何をしてもよい、と思われ、…

Q.ヴィジョンを出せとか、言われますが、よくわかりません。☆

A. 日本はそうではないので、わかりにくいのですが、ヴィジョンで、国がまとまり、ルールで規制されている社会では、決められたルールは守りますが、ルールとなってないことは何をしてもよいというような考えになります。 何かまずいことがあっても、それを…

Q.言い返せないときにくやしい思いをします。

A. なぜそういうことを言うのかと考えると、相手の問題です。 しかし、なぜその時に自分は言い返さなかったのかと分析した方がよいです。 その機会に言い返す論理フレーズを考えておくと、次回に役立ちます。

Q.生まれつき大きな声が出る人と出ない人がいるのではないでしょうか。

A. これは検証のしようもないのですが、大きな声が出る人は、やはり大きな声を出して育ってきています。これまで出したことのないような大きな声というのは、とても使いものになりません。ですから、これからも大きな声を出していけば、大きな声は、ある程…

Q.声量のトレーニングが、行われないのですが、なぜでしょう。☆

A. 大体は、せりふの滑舌や歌でのメロディにのせたり高音をとるほうに先走ってしまうからです。そういう目的のためには、声を大きく出すとうまくいかないからです。 その両立が必要ですが、それを心がける人は少ないです。 今の声量しか出せないという個人…

Q.声量が欲しいです。☆

A. 声が大きく出ることとせりふの中や歌の中での声量というのは別に考えた方がよいです。マイクを使うなら、また異なる基準があります。 ただし別のものではなく直接、関係しているわけですから、長い目で基礎力として考えるのであれば、声が大きく出るよう…

Q.先生は、ヴォイストレーニングのメソッドやメニュには、否定的なのですか。☆

A. やり方というのは、何かがうまくできないときに、何らかのきっかけを与えたり、メンタルを集中させたり、リラックスさせたりするために使われることが多いのです。そういうものとして、効果があるならば、よいと思います。個人差が大きいでしょう。 あま…

Q.ヴォイストレーニングの中で、道具やツールを使ったり、初めて聞くような変わったやり方を使うことについてどう思いますか。☆

A. それは、そのトレーナーと受講者とトレーニングの関係の中で決まっていくことなので、外部からは何ともいえません。 ただ、本来、基本のトレーニングというのは、とても地味なものです。その地味なものは、誰でもできると思っているものを厳しい基準で見…

Q.いろんなメソッドをどのように選ぶか、教えてください。☆

A. どのメソッドも、教えている人の経験から、集約されたものであることが多いので、あなたにどこがどう役立つのかということだと思います。 ただし、あなたが、そういったことができているようなレベルであったら役立たないし、そこに述べられていることに…

Q.ヴォイストレーニングには、様々なメニュ、トレーニング方法があるようですが、どれをどのように使えばよいのかわかりません。☆

A. それを見つけるために使ってみるというのが、大切だと思います。それには、あなたの目的や、あなたのレベル、それと、そうしたメソッドがどのぐらい合っているのか、その辺に接点をどうつけていくのかです。それこそが最大の難関ですから、習いに行く人…

Q.トレーニングや練習をしたことがないといって、うまく歌えている人が、とても声がよいという人がいますが、それはどういうことなのでしょうか。

A. どの程度、うまくできているか、どのくらいよいのかというのは疑問ですが、そういう人もいるでしょう。楽器の場合は、練習しなくてはうまくなりませんが、声の場合は、日常にその基礎的な要素が入っているので、練習しているつもりがなく練習をし、トレ…

Q.どんな練習でも、何かの役にたつと思うのですが、そんなことはないのでしょうか。

A. 練習という言葉が、練れて習うというようなことになっているのであれば、それは、目先の目標ではなく、トータルとして、何かの力になっているかもしれません。 ただ、例えば、楽器を口をつけるところではなく、音を出すところから、いくら吹いてみても、…

Q.正しくない練習、間違った練習っていうのは、どういうものでしょうか。

A. 練習というのは、ある目的を持って行うことが多いです。その時に、その目的に達しなかったり、その目的を達成するのと、逆の方向に行ったりするものは、間違いといってもよいでしょう、ただ、どの時点で、どのように判断するのかというのは、なかなか難…

Q.ロングトーンというのは、あまりつけない方がよいのでしょうか。

A. つけるということでは、ヴィブラートのことを意味しているのかと思いますが、ロングトーンもヴィブラートも、しっかりとした意図のあるときに、自然とつくようにするのが理想です。 うまくない人の歌ほど、やたらと伸ばしてダラダラと間伸びさせてしまい…

Q.テンポ感をどのようにして身につければいいでしょうか。

A. メトロノームで60か80、BPMというのが、1秒間にいくつ打つかのテンポ速度ですが、それを意識してみてください。歩いているときに、いつも、どちらかに合わせるようなこともよいでしょう。 テンポがわかることより、同じテンポをキープできる力が必要です…

Q.歌うのに、テンポ感がいらないのでしょうか。

A. そんなことはありません。ミュージシャンである歌い手であれば、テンポ感は音楽に必要なものです。ただ、アカペラで歌う時以外は、伴奏のテンポにのって歌う人が多いから、あまり間違えることがないだけでしょう。伴奏に頼りすぎないことも大切です。

Q.歌っているとリズムが狂います。どうすればよいでしょうか。

A. まず、歌をしっかりと覚えていないということでしょう。伴奏もしっかりと聞いてください。できたら、ドラムやベースなど、それぞれパート別に聞いてみるとよいでしょう。そのときに身体でリズムをとって下さい。 また、歌っているときに、伴奏をきちんと…

Q. 音程がよくないのか、歌っているうちに違ってきます。どうすればよいのでしょうか。

A. よく知っている歌で音程がとれるのであれば、決して音程が悪いということではありません。歌っているうちに、正しく覚えていたものが、いい加減になっていくということです。 そのためには、もっとたくさん聞くとか、歌う前に必ず聞いてから歌うことで、…

Q.ハミングは、鼻声での練習でしょうか。

A. ハミングはいろいろな目的で練習に使われます。鼻腔共鳴するので、発声から共鳴の練習で使われることが多いのですが、目的としては、ウォーミングアップ、クールダウン、発声練習の中で、高い音を出したり、裏声へのアプローチにも使われます。 ハミング…

Q.歌において、ブレスをする場所というのは、決まっているのでしょうか。

A. 大体は、普通の人を基準に考えて、同じようなところでブレスするようになっています。ただ、歌を作った人がどこまで考えているかということは、それぞれです。 歌唱力のある人は、自由自在に全体の構成や表現も考えて、ブレスの位置を決めます。その人の…

Q.滑舌が苦手なのですが、どのようにすればよいでしょうか。

A. 滑舌が苦手というのも、いろいろなパターンや段階があります。まずは、どういったことが苦手なのかを具体的に書き出してみましょう。それが、いつも苦手なのか、体調や状況によって違うのかも区別しましょう。 毎日しっかりとしゃべっていなければ、発音…

Q.歌を声質とキーで分類して、合う選曲をさせる先生がいますが、よいことでしょうか。

A.歌うことに慣れていない人に、難しく思わせないようにして、プロの歌い手のまねから入らせるような場合は、そのようなのも、アプローチの一つでしょう。自分で選ぶより先生が選ぶほうが無難ということはあるでしょう。

Q.歌の感情表現について、泣きや怒りの感情を入れたほうが伝わるものなのでしょうか。

A. 芸術、芸能における感情表現というのは、受け取る側に働きかけているかということになります。本人がどのように感情を込めたとしても、それが伝わらなければ何の意味もないし。本人が何の意識もなくても、その感情が伝わればよいのです。 歌において、感…

Q.カラオケを歌うときには、自分と似ている声や歌い方の歌い手の曲を選曲するのが、うまく聞こえるのでしょうか。

A. 聞く人は、その曲を知っているのであれば、その曲を歌っている歌手の歌をイメージして聞きます。ですから、その歌い手のものまねに近い方が、うまく聞こえるわけです。 もちろん、性別やキーが違う場合は、違和感がありますから、その分、実力で歌わなく…

Q.カラオケで歌うときに、お腹から声が出ません。どうすればよいでしょうか。

A. そのように思われたのは何故でしょうか。パワー不足や、ブレスがきついなどということでしょうか。お腹から声を出そうとして歌うと、カラオケの場合は、あまりうまくいかないことが多いでしょう。すでにお腹から声が出ているならともかく、そうでなけれ…

Q.歌はまわりの人よりうまいと思うのですが、カラオケで受けないのはなぜでしょうか。

A. カラオケで受けるというのは、歌のうまさだけではありません。むしろうますぎる歌は、聞き入ってしまい、シーンとしてしまうでしょう。その後の人も歌いにくいかもしれません。 大体の場合、カラオケはコミュニケーション、交流、接待の場です。その場の…

Q.自分の声はドラ声なので、歌がうまく歌えないのでしょうか。

A. 声がドラ声というのは、音色の問題のようですが、発声法も関係しています。大きな力づくの声でしょうか。声がうるさすぎたり、力づくで、うまく歌に使えていないときに、ドラ声といわれるのですから、発声、共鳴の練習を呼吸法とともに行うとよいと思い…