発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.喉の調子がよく歌えるのは2時間くらいだと聞いたのですが、本当ですか。

A. 個人差がありますし、歌い方によってもかなり違ってくると思います。しっかりと歌うような歌手の場合は、実際のところ1時間くらいがよいところではないでしょうか。歌といっても間奏があったり間を空けたりするわけですから、続けて2時間、声を出しっぱ…

Q.トレーニングをすると寝起きでもすぐにベストな状態で声が出るようになるのでしょうか。☆

A. これについては個人差があります。トレーニングについても、最初から声がピークに近いほど出る人と、何十分もかけないとうまく出にくい人がいます。 トレーニングをしていくにつれ、それはよりよい状態になりますが、やはり時間のかかる人がいます。時間…

Q.カラオケでは、ヴォイストレーニングは、不向きですか。

A. カラオケは、音響の効果によって共鳴がついてフレージングが実際よりもうまく聞こえてしまいます。ステージもマイクを使いますから、それでよいのですが、逆にそれをとったときに、下手に聞こえるとしたら、そこを直すのが基本的なトレーニングになりま…

Q.一般的にマイクを使わずにヴォイストレーニングをするのは、なぜでしょうか。

A. マイクを使ったヴォイストレーニングもありますが、それはステージやレコーディングなどに近い歌唱でのトレーニングになります。声そのものを出そうとするヴォイストレーニングにおいて、マイクを使うとリヴァーブがかかるので把握しにくくなります。

Q.布団で口を抑えてヴォイストレーニングするのは、どうなのでしょう。

A. そういう有名人もいましたが、人目を気にするあまり、自分にとってあまり心地のよくないことをするのは、お勧めしません。声は出さずに行い、週に2回でも、スタジオを借りて、思いっきりトレーニングしてください。

Q.音が外に漏れやすいので、お風呂の中で、水の中で声を出せばよいとアドバイスされましたがよいのでしょうか。

A. お風呂で歌うとうまく聞こえるということでは、よく質問がきます。リラックスの効果、共鳴がよすぎるので過信しないほうがいいと答えてきました。 水の中というのは、確かに聞こえないと思いますが、呼吸を泡として視覚化して捉えられるくらいで、声の共…

Q.笑い声から始めるとよいと本に書いてありましたが、本当でしょうか。

A. 私の最初の本に、下手なトレーニングをするよりは、笑っていたほうがよいというふうに書いた覚えがあります。ヴォイストレーニングなどをしたことのない、プロのヴォーカリストに評判だったようで、これは今でも間違っていないと思います。 お腹から笑っ…

Q.どういうふうに歌ってもピッチ補正で音程の正しい歌になるのでしょうか。

A. 大体のソフトのピッチ補正というのは、半音くらいの違いを調整するものです。それ以上に違うと、音が違うというのは、誰でもわかってしまうので、もっと外すような人の場合は、使いにくいところがあります。ビッチが正しければよいというわけではないの…

Q.楽譜を読んで覚えていくよりも、耳コピーの方がよいのでしょうか。

A. どちらも一長一短がありますし、その人の伸ばしたい能力によっても違ってくると思います。耳コピーというのは、人によって能力の差があるので、うまくできない人は、楽譜を参考にする方がよいでしょう。また、耳コピーをする人も楽譜で確認するとよいと…

Q.取ってつけたようなテクニックは、なぜだめなのですか。

A. テクニックとわかるということで、聞く人の心が止まってしまいます。それは自然な歌唱を邪魔します。感動や個性や魅力も妨げてしまいかねないのです。癖があるとか、何か整っていないと思われるような歌です。ということで、テクニックがあるといわれた…

Q.歌唱のテクニックを学ぶという考えは、よくないのでしょうか。

A. 結果的に人からテクニックがあるといわれるようなことはよいのでしょうが、1つずつテクニックを手に入れていくというような学び方は、ものまねの域をでないと思います。 端的にいえば、声の出るような心身を作っていき、歌ってみたら、伝わるようになっ…

Q.歌い方がくどいとか、かっこつけているだけのようにいわれます。

A. 誰からどのような状況でいわれたかにもよりますが、あまり真に受ける必要はないと思います。ただ、自分にも心当たりがあったり、そこから学ぼうとするようであれば、分析していくのは1つの勉強になると思います。 専門家が誰かわからないような世界です…

Q.なぜ無理な声域までカバーしようとするヴォーカルが増えたのでしょうか。

A. 一つには、音楽や歌の中でほとんどのパターンがやり尽くされてきたということがあるでしょう。そしてまた、音響技術や編集の高度化によって、アカペラでは通用しないような声であっても、作品として完成できるようになったことも大きいと思います。 何よ…

Q.裏声ではなく、地声で高音を出すと、声が枯れるのでしょうか。☆

A. それは、発声のマスターがどのくらいできているかということと、声の使い方で、どのぐらいの時間どこまで使うのかにもよると思います。 本来、声が枯れるようでは、作品にもなりませんし、ライブも心もとないでしょう。 喉に負担がかかるのは、無理な声…

Q.高音には、地声で出すものと裏声で出すものがあるのでしょうか。

A. それは、声域の違いではなく、発声方法の違いです。裏声と地声とは、声帯の使い方が違うので、高音とか中音域では、ということでなく、歌唱を、裏声だけで歌う人も地声だけで歌う人もいます。高くなると、女性は、裏声を使う人が多いです。一般的に声域…

Q.男性でも、女性より高い声が出る人がいるし、女性でも高い声が出ない人がいますが、それはどういうことによるのでしょう。

A. 男性でも、女性より高い声が出るというのは、かなりレアなケースであって、声帯で1オクターブ近く低くなると、なかなか女性の声域を超えることは難しいでしょう。 ただ、女性にも、いろんな人がいて、むしろ女性の方が声域としてはバラついていますから…

Q.女性は、高い声を使っているので、歌でも声量を出さないし、出せないのでしょうか。

A. そういうことでは、ありません。それは、一般的な女性についてのことであり、世界中には、男性顔負けのパワーを出せたり、地声を使える女性はたくさんいます。特に日本人の女性の声は弱いので、そういうイメージがあるのだと思います。

Q.女性は話すときも、歌を歌ってもずっと高音を出し続けるので、高音が出るのでしょうか。

A. 確かに、話すときも歌うときにも使っている声域は、いつも使っているので使いやすく、楽に出るようになるといえます。 ここで、男性、女性ということであれば、高いというのは、男性に比べて高いということに過ぎません。女性は男性に比べて、1オクター…

Q.ハイトーンが出るということは、それにふさわしい条件が元々あったということでしょうか。

A. 出ているハイトーンの基準にもよります。人間の喉も、発声で何パターンかにわけることはできますので、テノールやソプラノに合った喉、声帯を持っている人は、出しやすいでしょう。アルトや、バスの人は、難しいのですが、クラシックの歌唱に使う目的で…

Q.誰でも練習すれば、ハイトーンは最高レベルのところまで出せるのでしょうか。

A. そんなことはありません。それは、できるということと最高レベルということを一緒にしてしまっています。たとえば、誰でも歌を歌うことは、できます。スケートも滑れるでしょう。しかし、マライア・キャリーのような広い声域で歌ったり、羽生結弦のよう…

Q.限界いっぱいの高い声を出せたら、どんな人の声でも魅力的になるのでしょうか。

A. 普通に考えれば、そんな事はありません。ただ、ギリギリ限界に挑戦しているところは、そういった世界をあまり知らない人にとっては、それなりに、魅力的に見えたり感動したりするものです。高い声を大きな声と置き換えても同じでしょう。

Q.歌をインパクトで評価できますか。

A. インパクトや新鮮さ、パワーは、評価のひとつの要素です。 私は音楽的に歌を聴く方ですから、それを何十回と繰り返し聞いても、自分の耳に心地よいかというのを1つの基準にしています。あくまで1つの例です。

Q.歌の中で声に惹かれ、振り絞ったような声には、とても胸を打たれますが、それを目指してはよくないのでしょうか。

A. 評価をどういう基準に取るかということにもよると思います、振り絞っている声というのは、ライブ感などはあり、その時の意気込みや気持ちが伝わることでは、説得力があると思います。作品として見たときに、どうなのかは、受け止め側の個人差によると思…

Q.がんばって出すことで思いは伝わりますか。

A. がんばって出した結果、魅力的になっているのはよいのですが、魅力的な声にするとか、言葉の説得力を増そうと思って、あまりがんばるのは、逆効果になりかねません。感情を入れすぎたり、自己陶酔してしまったりしたような歌を考えてみればわかると思い…

Q.魅力的な声とは、がんばって出している声なのでしょうか。

A. がんばっているとか伝えようとしているとか、精一杯張っているような声が、一時的に、説得力を持つのは、当然のことです。 ただ、歌やセリフをコミュニケーションのレベルで捉えるのであれば、魅力的な声とがんばっている声は必ずしも一致しません。

Q. 声の使い方で、コミュニケーションは変えられますか。

A. 自分の思いがどうであれ、声を相手が受け入れやすく使えば、印象はよくなるでしょう。コミュニケーションにおいては、プラスです。特にビジネスのような形式的なことを踏まえたコミュニケーションにおいては、有利になるでしょう。

Q.声質を変えることで社交的になるということは可能なのでしょうか。

A. 社交的ということは広い意味なので、具体的な状況を設定しないとわかりにくいと思います。ただ、これまでの声の受けが悪いなら、変えることでよくなることはあるでしょう。声に関心を持ち、その声の使い方を工夫することによって、コミュニケーション能…

Q.高音を使わない歌手は、話し声がよいのですか。

A. このよいというのは、落ち着いているとか、説得力があるとか、聞いていて心地がよいとかということでしょうか。あまり高く歌い上げない歌手は、中低音域で勝負していて、話す声域に近いといえます。個人差も大きくありますし、受け手の判断にもよるでし…

Q.高音の歌手の話し声はよくないのですか。

A. こういう場合の高音というのは、歌の場合のハイトーンを指すことが多く、それは、話声域と比べるとかなり高いところなので、そういう人のしゃべり声は、歌とは違うことが多いです。 一般的には、あまりよいとはいえません。本人が重視していないからでし…

Q.高音が出せるようになって、話し声がよくなったという人がいますが、そういうことはあるのでしょうか。

A. 高音が出せたというのは、どういうものなのか、話し声がよくなったというのが、どういうことなのかがはっきりしない上、一般的な見解でお答えするしかないのですが、高音ということに限らず、声に関心をもち、声のトレーニングをしたことで、話し声がよ…