2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧
A. 「人前で話すと、声が届かない」とか、「電話で何度も聞き返される」といった相談を受けることがあります。そういう人は、総じて声にも顔にも覇気がありません。健康状態は、すぐに声に出るものです。身体が弱くなると、息がしっかり吐けなくなります。…
A. 目に見えない「響き」を高くするというアドバイスは、声楽の世界ではとても多く飛び交います。さまざまなメソッドや考え方にもメリットとデメリットがあり、どちらもしっかりと理解する必要があります。正しいと信じてトレーニングすることも大事ですが…
A. こういう場合は、いろんな段階があるのですが、言葉がはっきり聞こえないのであれば、言葉を読む練習をしましょう。その上で単に言葉をしっかりと読むだけでなく、その言葉の意味が伝わるように読んでみてください。とことん読んだら、1フレーズずつメロ…
A. これも一般的には心を込める、などといわれていることになりますが、自分がその歌、歌詞や音楽性のところで感じたものを、心動かされたものを、そのまま、あるいは増幅して伝えるということです。それ以上は、同じ楽器なのに、演奏者が違うと、全く違っ…
A. 感情移入という言葉自体にあまりとらわれない方がよいと思います。自分の思いや作品の中の表現されるべきものを伝えるというふうに考えてください。ポップスになるとやたら感情表現のようにいう人がいますが、本当に一流の歌唱というのは、感情を入れる…
A. クラシックとかポップスとか区別しないで、あなたが今まで学んだことを、加えて、心を伝えるようにしてみればよいと思います。クラシックは楽譜通りに、ポップスは感情通りに歌うように分けてしまう人もいますが、そんな必要はありません。歌には、音楽…
A. 促音とは、小さな「ッ」ですが、これは共鳴する音ではありません。ただ、歌の中の処理になる、その前の音の母音を強調したり、あるいはマイクで息を聞かせたり、歌い手のスタイルや感覚によって処理はまちまちです。共鳴にどこまでこだわるかということ…
A. 声のあるなしや人によって、異なります。ヴィジュアル面でも、口をある程度、きちんと動かした方が伝わりやすくなることは当然です。しかし、声が豊かな人であれば、わずかに口を動かすだけでも、腹話術師でわかる通り、それなりにはっきりとした発音が…
A. 声量は1つの大きな武器ですし、メリハリということでも、ある程度のパワーを持つ方が有利なのは当然です。ただし、ポップスにおいては、音響機材での調整がかなりできますし、レコーディングであれば加工も自由自在です。言葉を読むだけでも、感動させら…
A. いろんな部屋で経験を積むことを勧めます。部屋の中の具合によって、声の響きは結構変わるものですが、それに左右されない、自分の声をきちんとつかむために、行うようにしてください。最初は、ある程度響く部屋の方が、練習はしやすいと思います。でき…
A. マイクを使ってしまい、そこにリバーブがついてしまう、自分の生の音というのがわかりにくくなります。もちろん歌はマイクを使って歌うものですから、最終的な段階では、マイクを使ってみて調整するのはよいと思います。ただ、ヴォイストレーニングにお…
A. 共鳴というのは、ハミングをしてみればよいのです。あるいは出しやすい音を出しやすい高さで出してみて、天井のほうに向かって、首を上のほうに上げて、徐々におろしてきて、少し顎を引く、響くところが顔面でも変わるのがわかるでしょう。また、高い声…
A. あくびというのは、喉のリラックスのためによく例えられる例です。軟口蓋が上がり、喉頭が下がり、舌もあがらないことで、口の中、特に奥のほうの空間が大きくなるので、共鳴として有利な条件を持っているからです。だからといって、この状態が誰にでも…
A. これは人によっても歌によっても異なるし、置かれた状況によっても若干変わると思います。ただ、歌をコントロールするには、結構大きな声と自分が思うところの70%くらいが、マックスではないでしょうか。マイクがありますから、どんな小さく歌っても伝わ…
A. こういう評価については、リアルなものでないと、また現場そのもののそのときにしか、判断できないものです。ただ単に大声でも、頑張っているとか、気迫が伝わり、受けるのでしょう。自分で歌った気分になるのは、身体を目一杯使い、感情表現ができた気…
A. 力いっぱい歌わないよりは、何かが伝わると思いますが、それは必ずしも音楽面や、歌の最も効果的なところを使っているわけではないと思います。むしろ、子供たちの全力プレーのように、その態度や姿勢への評価に過ぎません。歌が本当に伝わるように歌う…
A. プロの心が入っているとあなたが思う歌を見つけてください。それをよく聞いてみて、同じ歌を素人が歌ったときに、そのように聞こえないというギャップを具体的につかんでみてください。その上で自分の声や歌にそれを当てはめてみるとよいのですが、その…
A. 声にするのは、声立ての問題で、アンザッツとも言いますが、どのような息を使うかということです。息から声への変換法です。 実際に声を出すときの直前のときには、声帯は開いており、息が動いてないとき、少し出ているとき、吸っているときなどさまざま…
A. 特に、喉に力が入っている人が多いようです。唇、首、顎、それに伴って、肩や胸に力が入るようです。これは発声の方から、直していくとよいでしょう。あまりしっかりと発音しようと思わずに、豊かで声量のある声を、きちんと共鳴させるところから、始め…
A. 一音ずつ、出すことと、呼吸が胸式であるということは直接には関係ありません。ただ、お腹から出した声は、容量があるので、途切れて聞こえにくく、流れに乗りやすくなったり、支えがしっかりするので、なめらかに聞こえるということで、その逆のイメー…
A. 声の大きさで伝えるというふうに考えない方がよいでしょう。自分がメリハリをつけられるところの声の大きさというのは、ある程度自分で踏まえておくことです。また、相手に通用する最低限の小さな声というのも知っておきましょう。この幅が広く取れるの…
A. これについては、応用の応用ぐらいに考えてください。囁くような声でそのようなことを狙った練習をするのは、声が掠れたりハスキーな声になったり、あまりよいことになりません。 基本の練習をして、しっかりと大きな声で、相手に伝えられるようになった…
A. 必ずしも悪くないのですが、それを聞いている人が、力みすぎているように思うなら、よくないということです。
A. それは、自分の使える限度を超えた声を使っているということになります。ただそのようなことを望まれることもあるので、力が入りすぎているように気がついたのなら、力みを抜くことも練習していきましょう。
A. 最悪、喉を痛めたところで、死ぬわけでもないし、その先が全てだめになるわけではありません。本番で、そのような状況になるときもありますし、そうした経験を全くしていないというのも、人は状況や歳をとるにつれて変わっていくものですから、むしろ怖…
A. 確かに、日本の邦楽などの一部では、そのような伝説的なエピソードがあったりします。それは、奇跡的に成し遂げられた人たちの逸話のように思ってください。つまり、自分が強くなるために熊と戦ったみたいなことで、初心者がそんなことやったら、即死で…
A. 同じトレーニングをやっても、人によって喉が痛くなる場合もあれば、その日の状況によって、喉が痛くなることもあります。とにかく、身体を合理的に使って発声をしようというところにあるヴォイストレーニングであれば、喉が痛くなることが警告です。そ…
A. あなたの中に、痛いものでなくてはトレーニングにならないとか、早く上達しないとという強迫観念があるように思います。本当は、トレーニングというのは、特別に行わないで、自然の中で、できるだけ、声を出すとか使うというところから習得していくのが…
A. あなたの目的と、状態と、そのプロセス、あるいはトレーニング法の使い方にもよります。どんなによいトレーニング法であっても、過度に行ったりすると逆効果になることはよくあります。例えば、一睡もできてないときは、声を出すよりも、眠って喉を休め…
A. 闇雲に練習することが、理想的にかなっているかどうかによります。目的に対し、あなた自身の身体に関し、今の能力に関し、どうなのかです。ですから、それでうまくいかなくなったり、頭打ちになったり、そういう時に、第三者のアドバイスを受けることを…