102.発声、声量のメニュ
A.腹から笑っているのが、もっとも無駄なく完成度の高い結果が得られます。へそ下三寸に意識をもっていきます。そこは、多くの人が思うよりもかなり低い位置です。力が入らない下腹部で、臍下の一点と言われます。腹を据えるところ、腹が決まるというところ…
A.軟口蓋を引き上げておくと口腔内のスペースを広く保つことができるため、音がよく響くことが可能になります。さらに、喉のまわりをギュッと押しつぶすのではなく広いスペースでフリーにさせるという感覚も得られます。喉が上に行くでもなく、下に押し下げ…
A.声がひっくり返りやすい症状は男女ともに見られます。私の経験では、真ん中のドより一オクターブ上のミファソラシドを歌うときに起きやすいです。これは声のチェンジの部分と一致しています。 高い音に移行するにつれて、声帯の張りを維持する筋肉が使われ…
A.目的は何であれ、録音して客観的に聴きながら研究されているのは素晴らしい取り組みです。せっかく行動に移せているのですから、ぜひ効果のある方法を行って頂きたいと思います。 声量を増やすためにできることは、身体を使って声を出すこと、呼吸の練習…
A.日本語はどうしても単音節の連なりなので、歌うときも「うさぎおいしかの山」を「う・さ・ぎ・お・い・し」などというふうに歌ってしまう人がいらっしゃいます。これでは声帯の動きを阻害していることになり、スムーズなレがートを作ることはできず、フレ…
A.声帯に当たる息のバランスがよくないこと、声帯の周りの筋肉に力が入っていて声帯をうまく伸ばせてないこと、などが考えられます。いずれにしても共通するのは、力を入れすぎているということです。 息をたくさん吐こうとして、胸や肩、首などに力が入っ…
A.ラジオを聞いて、そのまま復唱するとよいでしょう。あと読み、息読み、ハミング読みをしましょう。
A.理想的な声の出し方として、よく言われることは「自分の音を聞かないように」ということがあります。そうは言っても確認したり、感覚として確かめたいことはあると思います。確認することは、声や音よりも、体がどうなっているか、支えられているか、無駄…
発声のレッスンでは、よく言われることと思いますが、「喉をよく開いてください」とは、口蓋を上げて、舌根を下げて、声帯の周りの空間をよく広げ、筋肉を緩めています。こうすることで、声帯が発する音をより美しく響かせることができます。音声もとても明…
声が弱々しいので太い声になりたいという希望をよく伺います。そのためには息をしっかり吐くこと、息を吐く際の支えをしっかりすることが必要になってきます。 まずは呼吸のトレーニングでしっかり息を吐きだせるようにしましょう。お腹から息を全部吐きます…
しっかり声をだしているのにだしているのに、声が飛ばないという悩みについて、声を自分の外側に出して響かしていくには、顔の外、すなわち息が自分の外に吐き出されなければなりません。声が顔の中、口の中で滞ってしまっているのかと思います。歌うときに…
A.□腰まわり、ベルトなどをゆるめておく □身体を柔らかくしておく □胸を張って姿勢よくする □息を深く吐いたり吸ったりする □毎日たくさん歩く(♭б)
A.周りが騒がしい場所は、声も大きく出してしまいます。こちらも力んで何とか声を張ろうとしてしまうのかもしれません。 声を仕事に使われる人は、声を張り上げすぎないようにしたいものです。 うるさい場所では、私は、あきらめてしゃべりません。電車なら…
A.基本姿勢で一番出しやすい母音、あるいは「ア」で長く声を伸ばします。 うまくいかないときは、首、あご、舌の運動をします。 「ガーゲーギーゴーグー」と長くつなぎます。 「アエイオウ」 「アエイウエオアオ」 「アカサタナ ハマヤラワン」(♭б)
A.自分で組み合わせて、オリジナルメニューを作ってみてください。 「ハイ」→「ララ」と続けて言ってみてチェックしてください。「音を感じる心、声を感じる心」をもってやりましょう。 上ずってないか お腹でことばを切っているか のどは開いているか 同…
A.いくつか示しておきます。 きちんと言い切れているか 言い切るまで、お腹で支えているか そのままお腹で声を大きくできるか 頭部のひびきが焦点をもっているか、広がっていないか のどがあいて、声の芯(ポジション)がしっかりと保たれているか 息の支…
A.毎日、30分ほど行なえばよいトータルのトレーニングメニュを掲げておきます。 姿勢、呼吸法、発声、発音、滑舌(早口言葉)、せりふのトレーニングなどです。(♭б)
A.「ハイあえい」 「アイエイアエイ」 「ハイあ、ハイえ、ハイい、ハイお、ハイう」 「アイあえいおう」 「ハイあえいおう」 「ナンアエイオウ」 「ライライライライライ…(長くしていく)」 「ハハハアオウ」 「ハハハアエイ」 「あおいとおいラララ」 「…
大体の日本人は喉を開けずに話していると思います。喉だけではなく、口もあまり開けずに話していますね。世界的にみられる日本人の特徴は「ぼそぼそ小声であまり息を流さず話す」。そのように聞こえるようで、外国人が日本語をまねするときの音声は、喉も口…
A.それぞれを10回ずつ繰り返します。 息で(ハイ)と3回言います。(息読み) (ハイ)(ハイ)(ハイ)と息読みをしたあと、一つおいて「ハイ」と声を出します。 (ハイ)(ハイ)(ハイ)・「ハイ」「ハイ」「ハイ」 「ハイ」「ハイ」「ハイ」 順に強く…
喉の周りの力みを取ることから始めましょう。口蓋を上げて、舌根を下げて口の中を縦方向に開けるようにして息を吐く練習をしてみてください。 喉を柔らかく開けられるようになりましたら、声を出す際にハミングで練習してみます。口を閉じて鼻から息を出すよ…
声のトレーニングをあまり積んでいない人は、声を出すことを喉だけに頼ろうとしてしまいます。喉を締め付けたり、喉に力を入れて声を出すがゆえに声をからしてしまうのです。声を出すということは、喉だけの作業ではなく、上半身、そして下半身の足の裏まで…
A.ポップスを歌う人によく見られる傾向で、音をレガートにせず、一つ一つマルカートして区切って出される人がいます。まるで、音と音の間に階段が付いているかのような感じです。この出し方は、一つ一つの音を区切って出しているため美しいレガートにはなっ…
Q.声がガリっといいますが、なぜでしょうか。 A.いろいろな原因が考えられます。 初心者の人では、あまり声を日ごろから出していないため、声帯がスムーズに振動したり動いたりしていないことが考えられます。トレーナーと発声練習をしたり、曲を歌ったり…
A. 音が、なめらかにつながっていないということでしょうか。律義に音符と歌詞を歌おうとすると、音符の団子がならんだような、物切れの音楽になってしまいかねません。音楽はもっと流れるように、滑らかに聞こえてきたほうが美しいので、レガートを指摘さ…
A.難易度を上げるには、「ドレミレド」のスケールトレーニングを次のように変化させるとよいでしょう。(基本のチェックのために有効です。) 1.テンポをゆっくり、長さを2倍に伸ばす (→ 5秒×5) 2.高くしていく(あるいは、低くしていく) 声が拡…
A.[M]声の方向性のメニュ 例えば、母語で「アー」と出します。これをどこかに焦点を定め、その向きを意識して出してみましょう。最初は自分の正面の3メートルくらい先、鏡があれば、頭の上あたりに声を届かせるようにします。声が拡散せず、集約するよ…
A.伸びをして、顔をくしゃくしゃにしてからアホな顔であくびしましょう。発声の準備状態できます。
A.ラジオを聞いて、そのまま復唱するとよいでしょう。あと読み、息読み、ハミング読みをしましょう。
A.自分の中にある一番よい音色をもっとも出しやすい発音(母音など)で出してみましょう。高さ、大きさ、長さ(やや長く)を組み合わせてもっとも出しやすい音をみつけましょう。