2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧
A.息を吐く時、つまり歌うときに口蓋垂の筋肉を自在に使えるようにする事が大切でしょう。驚いたときには急に息を吸うことで眉は吊り上がりますが、これは口蓋帆挙筋などが迅速に反応していると見て取れます。また耳の後ろの骨のくぼみがふくらむのも一つ…
A.力を鍛えることよりもまず大事にしなければならないのは、癖を抜くことです。癖の種類によって、トレーニングメニュも若干かわってくるものです。鼻にかけ過ぎて息を漏らす人、喉で息の流れをストップさせてしまう人、舌を団子にして呼吸を妨げる人、お…
A.ストレッチ自体が発声の能力を引き出すメソードというわけではありません。しかし、ストレッチを行うことはとても重要なことで、血液の循環をよくして全身の筋肉をリラックスした状態にすることは、、喉の筋肉にとっても確実に良い結果をもたらすと思い…
A. 地声をとるときに顎に押し付けた音を使わないようにする。上に上がっていくことを予測した使い方を低い音のうちにしておく。鼻の裏側のあたりを開けて、喉を縦にあけて、空気の通り道を確保し、深く踏み込むようにお腹のインナーマッスルを縦に絞って頭…
A.私自身は自分のレッスンでは、地声で高い音まで歌うのは無理と言っています。というのも、地声は声帯がきちんと閉じないまま喉頭に負担がかかった状態で歌う発声なので、ある一定の音まで行くと喉が負担に耐えられなくなり、裏声で歌う(ぬく)しかなく…
A.本来は地声の領域なのに早くから裏声にしていたり、するつもりはないのに裏声になってしまう方がいます。しかしその場合を省けば、人それぞれ地声と裏声の切り替わる場所はだいたい決まっており、その切り替わる場所を高音よりに大幅に伸ばすのは至難の…
A.地声といっても、どの音域の声も基本的には頭声と胸声が常に共存しています。ですから、音域によって2つの声の混ざり具合、いわば2つの声のパランスで声の音色が決まってきます。2つの声を足して100パーセントとしましょう。頭声のパーセンテージが高…
A.低い音から、半音ずつ、発声していって、少しずつ、音域を広げていく練習がいいと思います。一定の高さまでいくと音色が変わってしまうと思いますが、そこから無理して音を上げようとせず、音色が変わってしまうなと感じたら、また、半音下げて歌い、ま…
A.地声で全て歌うというのは基本的に私のレッスンでは取り入れていません。その人にあった声で、地声、裏声、ファルセットとあまり分けずにその音域で楽な声を出していくのが生徒の声を育てるのに効果的だと考えています。 地声で全ていくというよりは裏声…
A.この問題は、男女によって少し事情が違ってきます。 まず、声を、地声・裏声・頭声・ファルセット・ハイトーン・胸声などと、分別して論じられることは、声楽のそれほど長くない歴史の中で、あまり厳密に定義されることもなく、続いてきました。命名の違…
A.地声を高い声までということですが、声の支えなしに地声を高音域まで伸ばそうとすること=喉を痛める、ということをまず理解できていないといけません。あとは、声をお腹から出そうとだけ考えるのではなく、胸の中心のあたりで抵抗を感じながら出す感覚…
A.まずは低音域・中音域の地声を安定させていくことです。この土台がない状態で、高音ばかり練習してしまうと、のども痛めてしまいますし、逆に高音が出にくくなってしまうこともあります。 たとえば女性の場合で、シ♭の音を出したい場合、直接シ♭の音では…
A.「お腹から声が出る」のではなく、お腹から深く息を吐かないとボリュームが上がらないような、力の抜けた不安定な声帯部分を使えている、ということです。のどの力でなく、息の力でしか音が大きくならないような脱力した部分です。 どうすればについては…
A.「 お腹から声を出す・歌う」とき、まず誰もが息を吸います。その息を胸ではなく、お腹に取り入れます。そしてお腹でコントロールしながら息を送り出します。そのお腹から送り出された息に、声を乗せて歌声になります。これを簡潔に表現すると「お腹から…
A.お腹から声が出るという事は、しっかりと横隔膜で呼吸のコントロールができているという事ではないでしょうか。できている人とそうでない人はどう見分けるのかとのことですが、一概にここがこうだからできている、できていないということを述べることはで…
A.お腹から出る声を出すには、まずお腹を使わないことには始まりません。 腹筋は勿論大事ですが、歌で重要なのは腹直筋とそれを助ける斜腹筋です。それらをズボンのチャックを閉めるように、上に向かって使います。高音になればなるほど、横隔膜に食い込む…
A. お腹から声を出すという感覚〔体感〕は本当に千差万別ですが、一つの例としては体全体が楽器となり、声が響いている状態を指すと思います。根本に声を響かせるとは、身体の一部分〔声帯のまわりや顔の一部〕だけが響くのではなく、体の骨全体が無理なく…
A. お腹から声がでるということは、横隔膜をしっかり使って歌えているかどうかということです。日常のわかりやすい行動から例をとると、本当に心から笑ったり、泣いたりしてる時に出ている、笑い声や泣き声が、お腹を使っているということです。よく、笑い…
A.これは人によって解釈が違うと私は思っています。私自身は直腹筋、斜腹筋などの筋肉のバランスがとれた声と解釈しています。まず私自身はバランスをとても重要視しています。響きを重要視しすぎると浮いてきて声が浅くなってしまいますし、支えばかりに意…
A.「お腹から声が出る」というのは、一般的にまず、大きな声が出ているということです。そして、しっかり喉にかかっているということです。ここで、間違えてはいけないのは、喉だけでリキんでいないこと、そして、充分に喉にかかっていて、かかり過ぎてはい…
A. お腹から声が出るとは、横隔膜の運動をうまく利用して声を出しているかどうかということだと思います。声帯はお腹に存在しませんし、呼吸器官ですらお腹には存在しません。つまり実際にお腹から声が出るという事はありえないことです。そのことは最低限…
A. 体の深いポジションから、深い声が出るということです。お腹を意識することで、肺の下の部分まで息を取り込むことができます。この部分まで息を取り込むことができれば、そのポジションから声を出すこともできます。そして体の中心である、お腹から声を…
A.とても寒い日が続いていますね。それに伴って乾燥もひどいものがあります。我が家でも寝る際の加湿器は欠かせない物になってきました。 我が家ではBVのAスタジオにおいてある加湿器と同じものを使用していますが、今は安いものやペットボトルに水を入…
A.あります。声楽家でも求められることはありますし、実際に普段の声とは違う声で歌うよう指示してある楽譜もあります。しかし、それはまずしっかりとした本の声があっての問題だと思うのです。本の声がしっかりとしていないのに表現に走って声を使い分け…
A.まず自宅でできることを考えましょう。集団住宅やマンションでは中々大声で歌うというのは難しいものです。しかし今の現状でできることもあるはずです。まず呼吸のトレーニングはいくらでもできるはずです。できるメニュをできる環境で考えていきましょ…
A.これは人によって様々です。例えばレッスンを始めて間もない方やまだうまく声がコントロールできない方は15分やっては10分休憩を取るような練習をおこない決して無理をしないほうがよいです。 ある程度のレベルになってくると人によって様々になってきま…
A.ベルカント唱法とは数百年の歴史を持つ、イタリアの伝統的な発声法です。 ベルカントを直訳すれば「美しい歌」ということです。「美しい歌声」やその唱法のことを言います。それは、人間の喜怒哀楽の感情を自由に表現できる声で、そのためには、少なくと…
A.偉い声楽家のCDなどを聞いて、無意識の真似から声楽の勉強に入っていくことが多いと思います。音楽でもなんでも芸術は模倣からといいますから、そのことは否定しません。しかし、表層的な真似だけでは、絶対に上達はしません。物まね芸ならともかく、…
A.もし、アーティストを志したり、あるレベル以上の発声法を身につけたいと思うならば、相当長期間にわたって、熱意と集中力をもって取り組まなければなりません。誰にでも歌は歌えますし、正しい指導を受ければ、その努力に応じて誰でも上達するものでは…
A.イメージして、常にその場に向かって声を放出させようとすること、思うような声が出なくても、それは、その方法ではうまくいかないという方法論を1つ学んだと思えばよいです。駄目な方法を1つ知るということも、一歩前進なのでる。学びは進んでいるの…