発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Q693.息を吸う時は、前腹よりも横腹や腰の後ろ、背中が膨らんだ方がよいのでしょうか。

A.トレーナーの指導のないところでは、無理には(副作用がでるようなところまでは) やらない方がよいです。人によって体型も体も違います。動く動かないも、体の差もキャリアもあります。どれが理想というわけではありません。

Q692.発声の時、「胸の位置を高めにする」と「負担を背負う」というのは、どうすればよいのでしょうか。

A.胸の位置を少し上にもちあげると、背筋が少し伸びて、負担を感じるというようなことです。

Q691.発声する練習の後、痛くはないのですが、声帯あたりに疲労感を感じることがあります。発声の仕方が間違っているのでしょうか。

A.かなりの疲労感があるならば力が入り過ぎています。乾燥している状態で口から息を吸うと、声帯の湿り気が失われ、より負担をかけてしまいます。練習をして、喉が痛いと思ったら止めて下さい。喉を開くことに意識が行き過ぎて力が入っては本末転倒です。力…

Q690.原曲をきいてみるとキーが違うようにきこえるのですが、楽譜のほうに合わせるのでしょうか。

A.原曲の歌い方を参考にしつつも、自分のフレーズを研究していくことです。原曲は原曲でしっかり聞き込んで、その中から自分の表現を出していくことです。まずは、地声の音域の中でしっかり気持ちを作り、体から表現していくことが第一です。細かいことにこ…

Q689.録音して聞いてもどうしても、判断がつかない時があります。早く慣れる方法はありますか。

A.目の前にある課題をしっかりやることです。手当たり次第にやっても上達はしません。一つの課題にじっくり取り組むようにしていってください。

Q688.音感がよくなるトレーニング方法はありますか。

A.「音を聞き分ける耳」を持つことが大事なので、聴音のような訓練は役立つと思います。

Q687.バンドと一緒に歌う時の何か注意すべき点、または別のトレーニング方法はありますか。

A.基準はアカペラで歌っているときの声、息、体の使い方です。まわりの音量が大きいからといって、必要以上に頑張らないことです。いつも基準に立ち返ることです。自分の声をしっかり聞くこと、体の感覚として聞くことです。そのためにはトレーニングの段階…

Q686.首の柔軟をすると、次の日に首が張ってしまいます。あまり力を入れてマッサージしない方がよいのでしょうか。

A.どのようにマッサージをしているかわかりませんが、痛みがででくるようならやりすぎでしょう。息を吐きながらゆっくりゆっくりやってください。首はとても繊細なところです。ストレッチするつもりでやってみてください。

Q685.「流れるように歌って」「もっとリズムを意識して」といわれます。どのようにしたらよいのでしょうか。

A.前にだしていくことです。1.ひびきの焦点、2.のどにひっかけない、3.内にこもらせないなどに気をつけてみてください。

Q684.自分の弱点を他人と比べることは無意味でしょうか。他の人より劣っているのではないかと不安になります。

A.弱点は人それぞれで、また皆、それぞれのよさを持ってます。あなたにも、他の人が持っていないよさがあると思います。他の人の事が気になる気持ちも分かりますが、昨日よりも明日うまくなろうということに集中するようにしてみてください。

Q683.集中してトレーニングしているのですが、慣れないせいかすぐ疲れて、途中で何回も休んでしまいます。どうしたらよいのでしょうか。

A.何回も休憩を入れてやっていきましょう。ただ、たくさんの時間やればいいというわけではなく、いかに集中してやれるかが大事です。

Q682.バンドとしての練習方法がわからないのですが、どうすればよいのでしょうか。

A.何を目的にするかによって違ってきます。アンサンブルなのか、個人の演奏力アップなのか。パフォーミングなのか。バンドのメンバーがいるのなら話し合って決めてください。

Q681.練習中で集中して表現しているように言われたのですが、具体的にはどうしていけばよいのでしょうか。

A.自分の声、自分のやっていること、すべてに集中していくことです。本番ではこの集中力が一番大切になってきます。常に集中して本番モードで練習していってください。

Q680.リズム感を鍛えたいのですが、何かよいメニュはありますか。

A.たくさんの音楽を聞くことです。リズムだけを取り出して集中して聞いていくことです。ダンスや打楽器をやってみるのもよいでしょう。常にリズムを意識していろいろなトレー二ングをやってみてください。歌の中でのリズムなのだから、息の流れの中でリズム…

Q679.声がかすれたとき、原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか。

A.いろいろとあります。息の保持が悪いときは、息だけで歌う練習、ハミング、息を吹く練習をしてみてください。

Q678.家で発声練習をしていると、キンキンとした声に聴こえます。これは力み過ぎなのでしょうか。それとも 部屋が狭いからなのでしょうか。

A.どちらとも言えませんが、自分の声をしっかり聞くことです。息の流れを感じることです。のどで頑張りすぎているときは耳にキンキンします。キンキンしたときに自分の声を聞き、頑張りすぎていないか自問してみてください。だんだんわかるようになってきま…

Q677.発声で、よいのか悪いのか判断がつきません。判断するにはどうしたらよいのでしょうか。

A.自分の声を録音して聴いたとき、自分の耳で聞こえている声と録音した声とが違い、違和感を覚えると思います。歌の場合も同じで、周りに聞こえている声と、自分に聞こえている声とは違うのです。自分の声を聞いて、合っているかどうか判断してはいけません…

Q676.「なめらかな地声」というのが、いまひとつ、わかりません。「さあ歌おう」と力んでしまうと汚い歌になってしまいますが、どうしたらよいのでしょうか。

A.フレーズを点々でとらえず、線のようにつなげて歌っていくこと、息を流し続けて歌っていくことです。それでなめらかな声になっていきます。すぐに自覚するのは難しいかもしれません。体をしっかり使い、支えた上で、息を流し続けている。このイメージを常…

Q675.おなかに力を入れて声を出そうとすると、肩・首の根本に力が入ってしまう(肩が上がる感じ)のですが、どうしたらよいでしょうか。

A.お腹に力をいれて歌うというのは違います。お腹は呼吸のコントロールをするためにも常に柔らかい状態していなくてはいけません。「丹田(たんでん)」は、おへそ下3センチ辺りにあるのですが、呼吸において重要な存在となるので、意識できるようにしましょう…

Q674.ウォーミングアップをしておかないとレッスンにならないかと思うのですが、どうでしょうか。

A.そう思うのなら、ウォーミングアップはしてきてください。本番のつもりでテンション高く、体も自由に動かせる状態で臨んでこそ、レッスンの効果、集中度も上がると思います。本番モードでレッスンすることにより、本番で生かせる体の使い方、息の流れを感…

Q673.下っ腹とお尻の穴は常にしめている方がよいのでしょうか。息を吸う時もしめるように気をつけた方がよいのでしょうか。

A.特に必要ありません。

Q672.発声練習や、歌う時に、お腹の前の部分がとても動いてしまいます。自分で無理に動かしているつもりはないのですが、これは動かないように気をつけた方がよいのでしょうか。

A.目的によっても違います。一般的にはしぜんな状態でかまいません。〔rf〕

Q671.音楽や歌の活動を始めるにあたって、こわくなったり不安になることがあります。それを感じたらどのように対処すればよいのでしょうか。

A.不安はつきものです。まずは練習量でカバーしてください。今自分にできることに集中していく。今何ができるのか、今やるべきことは、やらなければいけないことはたくさんあります。悩む前に自分にできることを一所懸命やることです。他人と比べてもしょう…

Q670.音程の練習は、ひたすら音に合わせようとして声を出してみて慣れるしかないのでしょうか。一番意識すべきなのはどこなのでしょうか。

A.音が確認できるものがあれば、それに合わせて練習してみてください。ハミングで練習するのも効果的です。一番意識することは、正しい音を確認しながら、正しく歌えているかどうかということですが、そのために、なるべくまっすぐ前を見て、笑顔で、お腹か…

Q669.高いところをのばすときに、喉を鳴らしたくなるのですが、まっすぐ出すようにしたほうがよいのでしょうか。それとも、まっすぐに歌うようにしたほうがよいのでしょうか。

A.喉を鳴らす感覚ではなく、身体を鳴らすという感覚を掴めるようにしていきましょう。色々考えて練習することは大切ですが、いざレッスンで歌う時には考え過ぎず、歌うことに集中した方がよいです。

Q668.低い音を出すときに喉に力が入ってしまいます。力が入っても声をだすべきでしょうか、それとも喉に負担をかけずに声を出すようにした方がよいのでしょうか。

A.多少は喉に力が入ってしまうのは、やむおえないときもあります。まだまだ体を使えていないわけです。息の流れを意識して、深く強く息の呼吸を行なってください。体が使えてくれば、のどは気にならなくなってきます。

Q667.喉で音程をとってしまうのですが、顔の前部や目の間で音程をとるにはどうしたらよいのでしょうか。また、どのようなイメージをもてばよいのでしょうか。

A.そのこと自体がイメージなのではと思います。喉でとらないために顔の前部や目の間でと指導されているのでしょうか。その方にお聞きください。無理であれば、異なるイメージを使ってください。

Q666.歌っているときと発声しているときは、体のどこに意識をもつのでしょうか。

A.トレーニングと歌は切り替えてください。トレーニングは部分的、意識的なチェックと鍛錬のために行なうのです。将来の完成を目的とします。歌は、全体的、無意識的な応用です。今の最良を目的とします。

Q.665.どうしたら高い声でも胸を響かせることができるようになるのでしょうか。

A.高い声では胸に押しつけがちになると逆効果です。あまり、無理せずに響くことにこだわらないでください。胸部は低い声での充分な共鳴を優先ください。

Q664.歌うときにどうしても肩に力が入ってしまったり、「う」や「の」を発声するときに唇に力が入ってしまい、高音やロングブレスのときになると、喉声になってしまったり、息が続かなかったりしますが、どうしたらよいのでしょうか。

A.分けて対処する方がよいと思います。歌っても力が入らないころや、フレーズをみつけて使いましょう。高音やロングフレーズでも、そうならないところでおさえましょう。