13.知識/医学/科学
A. 音の発信する原理という意味では、参考になるでしょう。ただ、弦の場合、多くの場合は、長さで説明されているようですが、長い場合、太い場合、張り具合が弱い場合に、音は低くなります。声帯の場合は、発声するときに、長くなりますが、音が高くなるの…
A. 確かに声帯を伸長させることによって、緊張度が高まり、高音が出ます。ただ、2枚の声帯ひだの間を通しての空気音ですので、同じ原理での音ということではありません。このときに、高い音はギリギリ切れるまで張ることができますが、低い音は伸びきったと…
A. 音楽は三代に遺伝するといわれることがありますが、どうも教育環境に思えます。声や歌に関しての遺伝については、研究も実証もされていないと思います。少なくとも、世俗的な権力で、歌い手は育っていない、二世や三世でも、遺伝的な要素は少ないと思い…
A. 片づけるというのは、しまうことではないかと思います。しまうというのは、整理するというよりは、どちらかというと、見えないようにするような感じがあります。整理はごちゃごちゃなものに秩序を与えることで、ポジティブな感じがします。
A. 飲んでしまうというのは、自分の意思とは関係なく、そのような状態に追い込まれたということで、自分の責任を回避している点では、言い訳であり、自然の成り行きでそうなったという点で、日本らしいと思われます。
A. 確かに、謝るときに、くどくど理由を述べるのは、よい印象を与えないでしょう。しかし、欧米であれば、理由をはっきりさせることの方が重要でしょう。理由を聞かないと、わからないからです。
A. ギリシャの神話のアポロンは音楽の神であると同時に医学の神です。アートとは、芸術であるとともに技術という意味です。医学は、肉体が、健康な状態ということを下から支えます。音楽は精神が高まるように人間の能力を伸ばそうとします。
A. 国家資格となると、それなりのエビデンスが必要です。民間の資格としてはいろんなものができていても、そこには大きな壁があります。 ヴォイストレーニングで、エビデンスが出るようなことがあるとしたら、かなり限定した対象に対して行う必要があります…
A. 脳の損傷で言語能力が失われた状態です。構音障害や、記憶障害、認知症などは、失語症に含まれません。文法や音韻などの言語能力向上に関する脳内処理機能が失われた状態です。つまり、話す、理解する、書く、読むの4つです。
A. 最も多いのは、脳梗塞や脳出血など、脳卒中です。言語を扱う大脳の左半球の障害の結果、起きます。右半身の麻痺を伴うのもよく知られています。
A. 認知症での有効性が確立しているのは、運動、なかでも有酸素運動です。歌うことなどはそれに直結しています。懐メロなどでは、回想法として使えます。昔の気持ちを追体験することによって、記憶や心の安定につながるものです。うまく歌うことは、認知刺…
A. それは、健忘症というもので、それだけではありません。認知症というのは、生活障害にまで及びます。後天的に獲得した知能が、脳の器質的障害によって持続的に低下した状態と定義されます。つまり、持続的ですから、一時的ではないということです。
A. 違います。腹痛や頭痛のように、症状を表すのに過ぎません。ですから、原因の疾患があるわけです。それによっては治る認知症もたくさんあるわけです。
A. ボエティウスは、音楽の研究者をムジチと呼び、真の音楽家としました。演奏者は、カントールと呼び、ランクの低い芸人だったわけです。音楽研究者は、科学者だったわけです。演奏家の地位が上がるのはモーツァルトの時代を待ちます。
A. 完全な定義というものは、できないでしょう。ただ、音であれば音楽であるということにはなりませんし、人にとって不快な音、生理的に嫌な音の連続も、音楽とは言い難いところがあります。ある程度、形式があり、構造を持つものといえましょう。
A. ある程度の長さがあるということで、1音で終わったり、何時間も続くということはないでしょう。音階があること、リズムがあること、人の歌える声域に限定されるのですから、それほど音程が広くありません。原則的には、1つの音しか歌えませんので、主旋…
A. ギリシャ時代からずっと音楽は、科学で扱われていました。数学の一部門でもあったわけです。ですから、科学者が音楽を研究していました。
A. アウグスティヌスは、音楽論のなかで、ピタゴラスの音楽哲学を紹介、数学を算術、幾何、音楽、天文学の4つの学問にわけるべきだと述べています。さらに、音楽を正しい抑揚をつけるための科学であると定義しています。
A. 音楽綱要を書いたボエティウスは、数学にかかるこれらの学問を4学科(クワードリウム)と呼びました。音楽は数学であり、科学だったのです。 中世キリスト教修道院や大学での必修科目としては、自由7科というのがあり、言語に関わる3学科の文法学、修辞学…
A. CDが誕生したのが1982年、ウォークマンが1979年、カセットテープは1962年です。 それ以前は1877年エジソンが蓄音機を発明してから、レコードの時代が続きました。
A. 確かにみんなで楽しむのが音楽だとすると、イヤホンで自分だけで音楽を聴くのは、かなり特殊なことです。クラシックも、座って静かに聞くというのも特殊です。むしろ観客が共に歌い踊るようなポップスのライブの方がしぜんでしょう。
A. もともと音楽は、楽しんだり、癒されたりするために使われていたものですから、ストレスが原因です。音楽に依存するのは、中毒ともいえます。
A. 音楽と社会の構造との関係について言及したのは、ローマックスです。世界の233の文化の3千曲の歌をリズム、メロディ、歌詞など37の要因で分類しました。社会形態と結びつけたのです。
A. もちろんあります。あまり積極的でない子は、ロマンティックでハッピーな曲を好み、経験豊富な子は、喪失感がある曲を好むという調査結果もあります。
A. 一言でいうとポップスといわれる欧米発祥の音楽です。メロディ、リズム、ハーモニーの構造をもっています。いうまでもなく、クラシック音楽の流れです。効率と合理的な個人主義を表しています。
A. 中年以降になると、おじさんの顔は大きくなります。皮下脂肪が溜まるということもあります。また、顔が大きいことは、強さを表すので、特に男性に見られることかもしれません。
A. ヒゲは、男性の第二次性徴で、男性性を強く表すことになります。文化的にも、中近東など、ヒゲを生やすことが成人男子の証とみなされる地域があります。
A. 人が視覚を発達させ、それに伴い、嗅覚や聴覚を退化させたのは、昼に行動するのに有利だからです。果物の熟し具合を見るためには、色も感知できた方がよいです。
A. できるだけ紫外線を吸収し、皮膚の中でビタミン Dを合成し、腸でカルシウムの吸収を促し、骨の生成を高めるためです。
A. そのために痛みやすいのです。ゴシゴシこすったり、厚化粧しないほうがいいということです。日焼けもよくありません。顔色も変わりやすいのは、血流のためです。