発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

腹式呼吸を実践する前に☆

腹式呼吸という呼吸は、お腹に息を入れることではありません。息は肺にしかはいりません。肺はお腹周辺にはありません。胸郭の中にあります。これは、とても重要なことです。腹式呼吸というと、無条件にお腹を膨らませることだと考える人がいます。 一度実験…

Q.話のまとめ方のチェックについて教えてください。

A.口ムダはないか ロポイントを押さえたか 口相手の興味に合っているか 口ひと言多くないか 口ひと言少なくないか 口いろいろな発想が入っているか 口一面的でないか 口独断的でないか 口脱線がないか 口重複がないか 口飛躍がないか(Э)

Q.言葉の使い方のチェックについて教えてください。

A.口わかりやすい言葉か 口正しい言葉遣いをしているか 口なまり、方言はないか(Э)

Q.声について簡単に教えてください。

A.□発音は明瞭か 口スピード・テンポは適切か 口語尾ははっきりとしているか 口声の高低・トーンは聴きやすいか(Э)

Q.声帯では、どのように声になるのですか。

A.声帯で生じた喉頭原音が、声道で、口、鼻などを通して声(母音)として出ます。それが統一されると、ひびきになります。理想としては、人にもよりますが、体の方、胸に充分にひびかせ、のどをリラックスさせる発声を覚えることです。しぜんとひびいてく…

Q.ひびきをよくするイメージとはどういうものですか。

A.胸でとらえたひびきが集約されて、マスク(顔、頭)へひびいてきます。頭からお尻へ、鼻の線を通して、一本の線をイメージしてください。声が広がらないようにします。 体が硬直していては、声はうまくひびきません。顔も同じです。日頃から大きく顔の表…

Q.顔のパーツを動かすフェイシャルトレーニングを教えてください。

A.あごについて 口を閉じたまま下あごを左右に動かす 口を開いて下あごを左右に動かす 下あごを大きく下げて、もどす(やや後ろにひく) 下あごをすばやく下げて、もどす 口を大きく開ける あくびをする(♭б)

Q.科学的に分析して考えるべきですか。

A.科学は、心と身を切り離します。止めて切り出す。 医学は科学というよりも、直感、勘に基づきます。 身につける分野は、科学ではないのです。 拡張していく、と考えましょう。 私心の私をとると心となり伝わります。 意味をみつけたら、その価値を知るこ…

Q.現代音楽がわかりません。

A.現代音楽1950年代、出たものが伝わるかというと、わかろうとしてもわからないのです。それには、取り組みを楽しめばよいでしょう。 音の成り立つということを考えるのによいのです。客に届かない音、声もよいではありませんか。(♯)

Q.声種は、どのくらいあるのですか。

A.声種スプレット(Soubrette)として、次のようなものがあります。 コロラトゥーラ・スプレット コロラトゥーラ・ソプラノ リリック・ソプラノ(ソプラノ・リリコ) ドラマティック・コロラトゥーラ・ソプラノ ドラマティック・ソプラノ コロラトゥーラ、…

Q. 家で毎日できるヴォイストレーニングメニュを教えてください。

A.「家で」という条件が付いてしまうと、大きな声は出せない環境ということになると思いますが、可能な限り、週5~6日は、心おきなく声を出せる環境を、確保したいものです。 では、大きな声を出せない環境では何ができるかというと、声を使うものは「ハミ…

胸式呼吸の練習

呼吸練習には、いろいろなものが有りますが、タブー視されることが多い胸式呼吸の練習を、ご紹介しましょう。これは日常的に激しいスポーツをしているひとには、あまり必要のないトレーニングですが、胸郭を斜め上に持ち上げて、たっぷり胸で息を吸うことが…

Q.自己紹介のしかたはどうすればよいのですか。

A.フルネームで名乗ります。ボードに書くのもよいです。所属、出身、特技、趣味、性格を簡単に述べます。 ○○の○○です。私はこれまで○○で○○をして参りました。最近は、○○をしております。(Э)

Q.話、スピーチのためにチェックするとよいことを教えてください。

A.まず、聞き手の対応、顔つき、目つきを観察することです。 口うなずいている人 口真剣に聴いている人 口メモしている人 口自分の動きについてきている人 口時計を見たり、よそ見をしたりしている人(Э)

Q.話しているときの状況対応力について、チェックしたいです。

A.口反応に柔軟に対応できているか 口その場でよりよく変えているか 口どんな時も次の対応、を考えているか 口機転がきくか 口相手が飽きたり疲れたりしている(拒否反応)のを配慮しているか 口相手に応じ、うまく話し方や話題を違えているか 口すぐ笑顔に切…

Q.共鳴のトレーニングのイメージはどのようにもつのでしょうか。

A.声の芯、声の底をしっかりとつかみ、それをつかむとともに、少しずつ大きくしてみてください。のどに負担がくるようならやめます。 次に長くしてみましょう。さらにピッチ(音高)を上下に変えてみてください。 声をキャッチするというのは、とても難し…

Q.声のひびきを確かめるには、どういうメニュがありますか。

A.声のひびきを確かめるトレーニングの一例です。 ハイ、ガイ ガーグーギーゴーグー ガーヤーダー ガゲギグゲゴガゴ んアーんエーんイーんオーんウー ガーんグーんギーんゴーんグー ナーネーニーノーヌー マーメーミーモームー んーアーん、んーエーん、ん…

Q.ことばのトレーニングの例題を教えてください。

A.3音から8音のメニュをあげておきます。 《三音》 あした おいで いつか ごらん 回る 気持ち 歴史想い 光 遠い 《四音》 思い出 さすらう 見つめる 輝き さよなら 帰ろうささやく ぬくもり どうして 教えて 《五音》 夢の中 思い出す 知っていた 夢心地 …

Q.緊張は、本当によくないことですか。

A.緊張も必要です。たとえば、そのときにリンパ球もつくられます。リラックスしてから緊張することで、活性化するのです。(♯)

Q.汚いところはよくないのですか。

A.きれいにしすぎると殺菌で、多様な菌が死に、強い菌だけが残る、それで炎症を起こして、ひどくなることがよくあります。共生は、汚いものとも生きるこということです。汚いものとは自分以外のものです。自分が出したものも汚いのです。それと生きるとい…

Q.気力のないのは直せますか。

A.cureとcareは違います。気が枯れるというのが、ケガレとなりました。 身から魂が抜けて、体はbodyとしてあっても、機能しません。つまり死体です。それより、したいこと、好きなこと、楽しいことをしましょう。(♯)

Q.朗読のコツを教えてください。

A.まずは発声練習で常日頃からいい声が出るという意識を持つことが必要です。そして聞く人を引き付けるように読むためには、表現力が大切になってくると思います。 人に聞かせるためにテクニック的なこととして補えることは、なんといっても一本調子にしな…

Q.しっかり息を吐くように注意されますが、歌っている間中、息を吐き続けないといけないのでしょうか。

A.初心者に限らず、プロでも息を吐くということはとても重要なことです。いつも息を吐く練習をして、たくさん吐けるように習慣付けておく必要があります。お腹を押したり、へこましたりしながら下腹に意識を向けながら息吐きの練習をしてみてください。つね…

Q.口蓋をあげるよう言われますが、そうすると息が止まってしまい前に吐けません。

A.いい声を作っていくためには、喉の開きはとても重要な事項の1つです。初心者は、あくびのように喉を開けましょうとか、口蓋を上に上げましょうとか、舌根を下げましょうなど、いろんな表現で喉を開けるように指導されていらっしゃることと思います。 これ…

ハミングのやり方のメニュ

歌の練習のためにはハミングは欠かせないと思います。ハミングがきれいに、いいポジションでならせていると、多くのメリットがあります。声が上部のほうに響き、きれいな響きが作れる、喉の負担を減らすことができる、細く点で音をとらえて芯のある声を作り…

Q.話すことがなくなったらどうすればよいのでしょうか。

A.質疑応答を早めにするとよいです。質問が出ない時は、ちょっと考えて、自問自答するとよいでしょう。(Э)

Q.講演の切り出し方について教えてください。

A.レジュメなどを演台に置きます。 最初に、レジュメ、資料といった講演に必要なものを使いやすい場所に配置します。 時計を演台に置きます。 話の途中で、時間確認のために壁にかかっている時計を見たり、腕時計を見たりすることは、聞き手の気持ちの集中…

Q.あいさつのしかたはどういうものですか。

A.ステージ、机の横に出て「(皆さん、)おはようございます(こんにちは)」 と明るく呼びかけ、その後に腰を折り、ていねいにお辞儀をしましょう。(Э)

Q.ことばからメロディフレーズのトレーニングとは、何ですか。

A.ある程度の声量を、のどをはずし、体からシャウトできるようになると、ひびきがついてきます。そこからは、「アオイ」ということばで、フレーズの感覚をトレーニングしてみましょう。 「ア」「オ」「イ」ではなく、「アオイ」と聞こえるように、「アオイ…

Q.声を止めるときの注意はありますか。

A.声をのどで切るようにはしないことです。必ず、お腹からの息の調節で行ないましょう。しっかりと、やわらかく切ることです。のどがビリッといったり、かすれたりするようではよくありません。(♭б)