2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
A.山口百恵は、目が物語を語っています。ですからそれはそれで表情であります。歌の世界に入っていて、歌手というよりも女優という感じですね。 内面の中で、気持ちを作り、気持ちを大きくして、その思いを外に出していこうとすることで、必ず表情は出てき…
A.30秒を続かせようとして、息の量をセーブしてしまうことはよくありません。かといって、息を吐きすぎて、5秒ぐらいで終わってしまうのもよくありません。 いろいろな息吐きのトレーニングを行ないながら、少しずつ鍛えていくことがよいと思います。 最初…
A.あがることと発声の問題は本来は別です。 あがりを直すためには慣れが第一です。 そういう経験を増やすこと、たとえば個人レッスンなどできちんとトレーナーの前で出して、修正することが有効です。
A.これは見ないとわからないゆえ答えられない質問です。 声域や声質については、人それぞれですが、判断についても難しいところがあります。 高音の可能性もよいトレーニングを受けたら変わるのではと思います。
A.こういう時こそピアニッシモで声を出す練習、「腹筋を使うことだけ」の練習をしてみましょう。声を出す、というよりも、裏声寄りの小さな声で、つぶやくようにで結構です。外郎売や詩の朗読、歌詞の朗読、音程がついていない、いつも慣れている素材を選…
A.まず声は目に見えません。そして自分が出して自分で聴いている声と、人が聞いている声は違います。つまり自分での確認がとても困難な訓練です。 そこで早く上達したいのならレッスンを多く受講することです。第三者的な目線からのアドヴァイスを多く受け…
A.よい声は「自然な声」です。私のレッスンではこれを一番重要視しています。よい声を作るというよりは生徒さんがご両親から頂いた声を鍛えると言った方がよいかもしれません。「声を作る」というのは私のなかではモノマネタレントが使うことばではないか…
A.テクニック的なことをレッスンでは学ぶものですが、それと同等に必要な集中力と体調がよくないと、レッスン自体の効果が全く違うものになってきます。精神的なものも、歌の上達には深く関わっています。毎日を活気よく生きている人、何に対しても貪欲に…
A.声に関するメカニズムは知識として知っておかなければならないですし、勉強することは必須です。しかし、知識を得るために知識の勉強をするわけではなく、実践できるようになるためのひとつのヒントとなる部分であることを忘れてはいけません。正しい知…
A.世の中に、正しい発声メソッドが一つだけ存在するという考えはもたないほうが懸命です。最終的に理想とする声のタイプによって発声法に違いはあるものですし、その人のもっている発声の長所や短所によって、癖の矯正の方法は異なります。偉大なオペラ歌…
A.声楽では、声のビブラートとつける、またはビブラートをかけるということを教師が教えることはほとんどありません。よく共鳴して倍音がたくさん含まれる声は、一定の周波による音の波があることは事実です。多くのカラオケが上手といわれる人のビブラー…
A.演技する上は、自分で動かす点を決めておいて、身体の方向を変えながら、常に設定した次の点へ次の点へ目線も移動するようにしてみましょう。演技する上では対話している相手や物に視線を完璧に合わせる必要は基本的にはあまりなく、客席から見て「やっ…
A.aeiou五個の母音のそれぞれが、響きの感覚として変わることはよいことです。ただし、声の深さが母音によって変わることはよいことではありません。母音によって声の支えが変わることは不自然に聴こえますし、レガートで歌えない声とはこのような声のこと…
A.そもそもヴォイストレーニングは、「トレーニング」ということを忘れてはなりません。つまり、発声メソード、方法、感覚はとても大切なものですが、感覚や声を出す筋肉を自分のものにするには、スケール練習などでずっと声帯を運動し続けるということが…
A.レッスンで発声法のテクニックを指導していても、どうしてもついてこられない人の中には、レッスン中に少しでもよい声を出せるように頑張ろうと思う「気持ち」があっても、「体力」がついてこない生徒さんです。ある程度の声を出せるには、トップアスリ…
A.肋骨の拡張、弛緩、を無視して呼吸をすると、どんなに深く声を出そうと思っても声は浅くなってしまいます。まず、肋骨は、常に柔らかい状態にしておくということが大切です。肋間筋を使おうと考えて肋骨を緊張させて固定されたものにしてしまうと、逆に…
A.喉頭の下で支える感覚がないと、声は浮いてしまうと思います。これは言い換えると、引き下げ筋が働かないと声は支えられずに浮いてしまうという意味にもなります。よく、鼻腔や頭腔ばかりに意識を集中する人もいますが、まずは胸の響きがないといけませ…
A.母音の形を作ってから息と共に声を出し、出しながら次の母音にいくときは形を徐々に次の母音に形作っていく意識はとても大切なことです。常に、母音を次へ次へ滑らせるように、という風にレガートをかんがえましう。これはレガート唱法の基本中の基本で…
A.マスケラのポジションは、狙ってもそこへいかないものです。声でまず大切なのは、(これはフースラー著の歌うことに記述してあることですが)、懸垂機構です。よい喉の位置、高すぎず低すぎず、前過ぎず後ろ過ぎないを、甲状軟骨を上下に引っ張る筋肉を…
A.1900年代前半にイタリアでカルーソーの次にオペラ界の頂点に君臨した歌手はべニアミーノ・ジーリという歌手です。ジーリのすばらしい点はたくさんありますがまずは、声の柔らかさです。どんな曲でも、小さいのに信じられないほどよく通る声で全部を歌う…
A.発声法を理解することは多少時間がかかりますが、必死で勉強すれば声を出す原理はわかるようになると思います。しかし、理論を理解する能力があっても、実践できるかどうかの能力が足りない場合は声の出し方をわかるようにはならないという現実がありま…
A.発声はバランスが大切です。常に微調整できる能力、柔軟性を養い事も大切です。メンタルの話になりますが、例えば、ピリピリした精神状態の時と、リラックスしすぎたダラダラした精神状態があります。この人間の精神状態には、どちらかに偏る性質があり…
A.クセが特徴になることもあるのですが、悪いクセであれば直していったほうがよいと思います。 たとえば歌っているときに目を閉じてしまうというクセがあるのなら、直したほうがよいと思いますし、不自然に手が動いてしまうのであれば矯正したほうがよいと…
A.皆さんは、アーティストの生のステージはよく観にいくほうでしょうか?やはり、さまざまなアーティストのステージを観にいくことは、トレーニングをすることと同じくらい重要なことです。音楽に限らず、絵、ダンス、美術など音楽以外の芸術に接すること…
A.日本人の歌唱の最大の欠陥は、やはり呼気圧が弱い事ではないかと思います。要するに、声帯の閉じる力が弱いので、呼気圧も弱くならざる負えません。なかなかスピリッツまでには到達していなく、非常に表面的な綺麗さをなぞっているように聴こえるのはこ…
A.「声帯萎縮」とは、喉の奥にある声帯がやせ衰えてくる老化現象のことです。そもそも私たちの声は、肺から出た空気が声帯の隙間を通る際に、細かく振動することで発生します。つまり、声を出すための筋肉である「声帯」を自由自在に操ることで、声を出し…
A.人間は声帯という器官を振動させて声を出しています。しかし、声帯に与える激しい刺激や炎症によって粘膜上皮下に出血が起きてしまう場合があります。このとき粘膜上皮下の血管が破れてしまうことで、血腫が作られてしまい、これが声帯ポリープと呼ばれ…
A.充分な睡眠をとっていないときは、声を出しづらいことは皆さん感じると思いまます。反対に、寝すぎても体がなかなか動いてくれず声を出しづらいと思います。規則正しい生活は、歌の向上にとって欠かせないものです。しかし、睡眠不足が続き、休日にため…
A.自己の主張を表現することはアーティストにとって重要なことですが、社会がどんな音楽を欲しているかを考えることも同様に、アーティストにとってとても重要なことです。芸術とは、決して自己満足なものではなく、最終的に社会に認められるものです。人…
A.よく、共鳴のある声無い声といいますが、共鳴は実際にどんなことが起こっているのでしょう?昔、理科の実験などであったのは、音叉を二つ用意し、近くで一つの音叉を鳴らすと、もう一つも鳴り出す…これが共鳴と言われる現象でしたね。では、人間の身体の…