2005-01-01から1年間の記事一覧
いろいろな疑問が出てくると思いますが、あまり頭で考えないほうがよいです。「どういった方法がありますか」とか「何を覚えていったらよいですか」というのは、知識の世界です。これは、体に置き換えていくしかありません。私が、会報や本を出したりしてい…
人に聞くのではなく、自分で感じられないといけません。感じられないとしたら、それは出ていないのか、感じる心がないからです。ヴォーカルというのは、自分で決めていく仕事です。自分で判断していきます。ただ、少し補助できるというところをやっています…
万人に通じるよい方法というのはないのです。武道だったら、いろいろな技があって、1つずつマスターしていって総合的にできてくるのかもしれませんが、ファミコンではありませんから、この技できめるとしてもその技だけを出していくわけではないでしょう。実…
こういう世界というのは先にできてしまうものです。ことばもできてからわかるのです。だから、できていないということはわかっていないということです。そこで格闘しない限り進みません。その使い方では「できる」ということと「わかる」ということは違い、…
どうやってものを見るか、優れている作品とは一体何なのか、それに対して自分は何ができているのかということを問うと、日本では全ての人がわかっているどころか、わかろうともしないのです。そういうことを考える必要があることを伝えるので精一杯です。そ…
弱いということを知ってトレーニングしていけばよいのです。のどが弱いかトレーニングをしようと思うわけです。それはとてもよいことです。まず、無駄にしゃべり声や話し声を、あまり使わない方がよいです。鼻歌を歌うのも、楽器を弾くことも、すべて声帯を…
A.発音に関しては私は同じだと言っています。複雑に考えると外国語などで歌うときにも全部覚えていかなければいけないです。だから耳で入った通りに体が反応するというところでよいのです。当然ネイティブでないので、聞きとれないことには正確にできない…
A.体を使って声を出そうなどといろいろなことを考えるとコミュニケーションでおかしくなります。相手に気を使わせたりどうしたの?と思わせたりしたら、精神的にまいってくるので、耳は敏感になっても声はわけておいた方がよいと思います。 実際に歌や芝居…
A.最初は起きてから5、6時間経ってからでないと難しいと思います。人によって違います。 何を食べたらよいとか何をしたらよいという問題は、健康法と同じで、自分で知っていくしかありません。本は参考にはなるかもしれませんが、それはそう考える人もい…
A.はっきり言うと、迷うくらいならよくありません。迷わず確信できるものです。それは誰かが決めつけるものではありません。トレーナーに「これがいいよ」と言われて「これがいいんですか?僕は絶対違うと思うけれど」という、矛盾はあまり起きません。熟…
A.効果のないトレーニングとは何なのでしょうか。トレーニングというのは、何かの目的を持たなければいけません。目的に対してやるものですから、効果があるとか、ないということではないのです。どんなトレーニングであれ、目的に近づくためにやるからト…
A.声を深くするというのにも、いろいろとあります。たとえば、体の中に声のひびきがこもって、前に出てこない場合、暗い声のときにフラットするようにみてしまいます。 明るくするというのは、印象面のことで発声で音色を明るくすることとは異なります。ト…
A.年齢は、関係ありません。ですが、体力的には10代の方が好ましいでしょう。全てに体力や集中力が問われます。 20才すぎた時点まで、何もやった体験がないのなら、本当に本気で何かやりださないと、発声よりも歌よりも、ステージに関して必要なことがあり…
A.たとえば私は、皆と一緒に息を吐いてもクラクラときません。強く長く息も出せます。心肺機能を高めるために、息だけを吐くトレーニングや腹筋のトレーニングも、人によっては有効です。息を「ハーハーハー」といくら吐いても疲れない人と、10回くらい吐…
A.鼻でないと吸えないと、ことばで思っている人は多いだけで、実際に歌になったとき、鼻だけで吸えるかといったら、そんなことではないわけです。体が動いたら息が入るということです。鼻から入るか口から入るかなどは、どうでもよいことです。吐いていた…
A.声に限らず、常に魅力的であるように気をつけましょう。そしたら、声も輝くはずです。役者などは、舞台のトレーニングであれば、声を体の中に入れ、そこから出すことを意識しなさいといいますが、日本の生活で、意識して体を使っていたら、友だちを失う…
A.できないということは、そこまでやっていないということであり、そういうことに過ぎない。どこまでどのようにやるかが自由だから、素晴らしいのです。厳しいようですが、理屈では何事も動きません。まずは思うままやりましょう。
A.自分に問いを向けられないうちは、自分の答えもみつかりません。どこへいっても、きっと。(それを与えてくれる先生もいるかもしれませんが…) 音楽、歌の本質など、どうでもよいのではないでしょうか。私にとってというのなら、音楽や歌は自分の命を削…
音楽と歌の中で説明しにくいことは、スポーツで説明しています。 例えば、スポーツ選手が、歩き方や姿勢が悪くても、試合のプレーには、あまり関係がないでしょう。しかし、体づくりというのは、かなりやっているでしょう。他のことを習得する能力も普通の人…
歌は応用なのです。よいヴォーカリストということと、よい声というのは全く違います。 それでも声にこだわりたい人は、録音が古くて、声の線が見えやすいものでやるとよいでしょう。 よいヴォーカル像というのがあるわけではないのですが、それなりに定めて…
のどを休ませましょう。本当にトレーニングを真剣にやろうとしたら、無駄口一つは、しないはずです。本当にのどを大切にしようと思い、のどをセーブするでしょう。嫌なことを考えると、声も悪くなります。何かを真剣に前向きにやっているときは、そんなに間…
低い声というのは、高い声に比べて、その人の声帯から体型など、個人的な音質が、より関係してきます。バイオリンでチェロの低く太い音は出せませんが、人間の場合、簡単に言い切れません。 人前でやるとしたら、低い声が出したくても、それが必要なかったり…
はっきりというと、音楽で伝えるのにことばは必要ありません。ことばが聞こえなくても、ピアノもトランペットも音で伝えることはできます。ただそれは、そういう言い方をしたらそうなるということで、ことばだけで伝える人もいます。歌は、ことばがあるから…
未来がないと、現在はないのですから、夢は大きい方がよいと思います。自分の未来に明確なビジョンをもち、そこにプランニングしていくことが、結果的に今を大切にするということにつながるのではないでしょうか。
美空ひばりさんは152センチでしたが、あれほどステージで大きくみえた人はいませんでした。きっとあなたが大きく見えるように、歌があるのではないでしょうか。
いろいろとありますが、それは自分で考えることです。その力をつけることこそ、あなたの才能が問われるのだと思います。仕事がこなければ、才能は本当の意味で大きく生かせないのですから。その上で、仕事を断わり、自由にやるのは、アーティストらしくてよ…
経験は何でもたくさんあった方がよいでしょう。トレーニングなども経験の一つです。さらに、再現芸術である音楽においては、音楽の経験も必要です。とはいえ、量より質、その人のアンテナ、センス、鋭さ、感性、作品のバックグラウンドにあるものと、計測不…
歌い手のスタンスとその歌にもよるでしょう。ことばを大切に扱う人も、そのイメージを優先する人もいます。感情移入も同じです。それぞれに大切に扱うべきですが、歌ではもっと優先すべきこともあります。それは自分の才能、もっとも伝わるニュアンスを出す…
普通の人が聞こえない音を見ていくことは大変なことです。それがあなたの中ではっきりしていたら、いつか深い声として出てくる可能性があるでしょう。音の世界というのは、その音の中に入っていろんなことを経験していないと、漠然として終わってしまうので…
現実問題として、声をどのように出したらよいのかというのは、力まず体に不必要な負担をかけずにやっていきます。声を出す方法というのは、気持ちから入っていく方がよい。今までにそういう声を出した経験があれば、それをとにかく繰り返してマスターしてい…