2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
A.息を使って呼吸法だけをすると、しっかりと腹式で息の流れをつかめているのに、いざ声を出すとまったく体が使えていない場合があります。これは明らかにのどで声を出している証しです。これでは真の呼吸法が身に付いたとはいえません。腹式の声とのど声…
A.コンコーネの特徴は前奏がなく、すぐに伴奏とともに歌いだすということです。しかも4番は3拍子なので、リズムに乗らないと最初から上手く歌えません。しっかりテンポと始めの音を確認してから歌いだしましょう。 始めは高いミが突っ張った生の声になって…
A.両方を使い分けます。鼻から吸うには時間がかかるため、曲を歌い始めるときや間奏の間など時間があるときに向いています。鼻からゆっくり吸うと沢山の息を吸えるので、歌うための最初の息と考えた方がいいでしょう。 それに対し、口から吸う場合は、短時…
A.声には声種があります。一般的なものとしては、ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、テノール、バリトン、バスです。その中で声質というものがあります。女性ですと、ソプラノの中では、リリコ、ドラマティコ、コロラトーラなどいろいろと分かれます。あく…
A.曲を作れない歌手は山ほどいます。その前に楽譜を読めない歌手ばかりです。ですから、結論から言えば曲を作れなかろうが、楽譜が読めなかろうが、歌手としてプロにはなれるのです。あなたがどうしても自分の曲を、自分の歌詞をみんなに伝えたいと思うの…
A.メッツァ・ヴォーチェの練習をしましょう。口は奥までしっかりと開け、舌は下唇に力を抜いた状態で軽くのせます。その状態のまま、深い息をもって声帯ではっきり『ア』と発音して下さい。この時、呼吸法と同じような息の長さを保ちましょう。呼吸法では…
A.ことばのトレーニングの朗読やせりふなどは、歌とかけ離れているもののようでいて、実際に歌うときに、あとから効いてくることも多いものです。うまく歌うことよりも、たった一言、一声の重みで、伝わり方が大きく違ってくることもあります。自分の問題…
A.歌に慣れている人は、発声練習のメニューでは音がゆれてしまったり、声がうまく出なくても、歌うときには、まったく問題なく音がとれたり、しぜんと声が出て、無意識に歌えてしまいます。そこでヴォイストレーニングをやる意味としては、よりよい声を出…
A.発声練習でやっていることは、よい声を出すための状態のキープとチェックです。調子が悪いときや集中力が続かないときは、休めたほうがよいときもあります。あまり調子の出てこないときなどは、やりやすいメニュやせりふ読みから入ってみると、次第に気…
A.トレーニングというのは、自分の状態や感覚を変えていくことが目的です。いろんなメニュをやっていくなかで、自分にピンとくるもの、より感覚が深まっていくものがあれば、そういうものを大切にしてください。最初は量をこなしていくことも必要でしょう。
A.ひびくスペースでは、自分の声が聞きにくいものです。耳から入ってくる音を基準にするのではなく、体の使い方や息の吐き方、体の鳴り方を感じながら歌ってみてください。聞こえてくる声を基準にしないことです。練習の段階から、そのことを意識してやっ…
A.声を出すところを、のどという場所から他の所に意識を持っていくのはどうでしょうか。例えば頭の上に手を置いてみて、頭の天辺がびりびりっと響く感覚をつかるでしょうか。あまり響かないと感じる人は、意識や目、眉毛をできるだけ上に持ち上げてハミン…
A.話し言葉としての日本語を、舞台やステージで観客に伝えられる所まで持っていくには、言葉一つ一つの持つイメージを明確にして内面的にならず相手に話しかけるように、語りかけるように朗読することをいつも心がけましょう。わかってはいても初見で読ん…
A.息が足りていないというのは、ゆっくりお腹から呼吸しているでしょうか。立った状態だとなかなか実感できないかもしれません。仰向けになって寝た状態で深呼吸してみてください。きっとお腹、ウエストの周りが楽に広がると思います。この感覚を歌ってい…
A.何年間レッスンを受けたから、ここで終わりなどというような義務教育のような考えでは意味がありません。トレーニングを受けようとしたときの意思が本人であったように、やめるときもまた本人の意思ではないでしょうか。 クラシックの世界では一人の先生…
A.プロもアマも普段やっているトレーニング内容はおそらく大差ないと思います。ただ、やりこなすレベルとこだわりに違いがあるのです。基本的にはレッスンで行ったことをしっかり自宅で練習し続けることが大事です。あれもこれもと手を出しても、基本的な…
A.声には声区というものがあります。大きく分けて、「低声区」「中声区」「高声区」に分かれます。この高声区の中で、簡単に言ってしまうと、ジラーレは高音域の地声で、ファルセットはいわゆる裏声です。 ジラーレは地声ですから声帯がしっかり振動してい…
A.『鼻声』と『鼻控共鳴』は違います。鼻へ息が流れているのが鼻控共鳴です。一方、鼻声はのどの奥で息の流れを止めて発音することです。この違いを自分で明確に出せるようにしましょう。 自分の声が共鳴する感覚を養い、どのポジションで共鳴させるか自分…
A.フレーズというのは、理論に基づいて、作曲家の意図のもとにある場合がほとんどです(歌謡曲は必ずしもそうとは言えませんが)。音楽にも決まりがいろいろとあります。例えば、和音の構成や、和音同士の組み合わせなどにも基本的な法則というものがありま…
A.ある程度目標は必要です。目標があるからモチベーションが保てるのですから。またトレーニングといっても、ただ声を出すことだけがトレーニングではありません。表情であったり、話し方であったり、気持ちの持ち方、作り方、相手の気持ちを理解すること…
A.まず深呼吸を行ってください。その時に肺・肋骨が横に広がっていきます。感覚を感じながら、両手を横に伸ばしながら行うのもよいでしょう。
作品自体の評価と、声のことを中心に(歌の場合は音程やリズムキープも含めて)、より自分の表現スタイルを確立するためのアドバイスとを分けましょう。混乱しないようにしてください。
歌い方に正解があるわけではないので、聞いた人に、すごく共感する、何か感じるものがあったと、そう感じてもらえばそれでよいのです。歌はメロディがついているので、あまりことばが聞こえなくてもよいし、サウンドがよければそれでよいということもありま…
柔軟運動や発声からやってみてください。声を聞かせよう、声で聞かせようと思わないことです。声が少々うまく出なくても、その場のテンションが高ければ、伝えたいという思いが強ければ、案外と伝わるものです。テーマは何でしょうか。一番伝えたいことを強…
自然な感じで歌い出すことは、けっこう難しいことです。それには、自分の間というものをつくることです。出だしの入り方は、語るように、さりげなく、という印象でやってみてください。 自分の言いにくいことば、つまってしまうことばがあれば、そこを別のこ…
日本語であるがために陥りやすいパターンなどを排除し、テンション、間、アーティキュレーション、ことばの切り方、置き方などを、もう一度チェックしてみてください。ことばを自分の間合いで自由に動かせるように、いろんな角度から聞いてみましょう。
ことばのトレーニングでことばが練られてくると、声のトーンが調整され、間などもしっかりとれるようになり、全体的にまとまって聞きやすい印象になります。歌もこの延長上だと捉え、ことばをしっかりと自分のものにしていくことです。歌うときにもとても有…
A.声を出すにはまずリラックスと脱力、力を抜くことが大切ですが、始めはなかなかこの力を抜くというのが難しいようです。完全に脱力するといっても、体を支えるための力はしっかり入っているわけですから、意識の集中を腹背筋のまわりにおいて、お腹から声…
A.少し上を向かせて開く感覚をつかみましょう。また、後ろもあける必要があるのですが、その感覚も分からないということなら、下を向いて後ろが拡がる感覚を覚えましょう。そして頭の頂点は、背が1cm伸びた状態をイメージします。
A.方法としては何度も正しい音程を歌って、正しい音程をインプットさせることが重要です。