2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧
A.ヴォーカリストと年齢ということでいうならば、そこには何の制限もありません。あなた自身の考えによると思います。まだ若すぎると思うなら、早い、遅すぎると思うなら、遅いということでしょう。 特に若い人に言っておきたいことは、他人に自分の考えを…
A.同じ曲を歌うときでも、人により声域が異なるので、歌いやすい高さが違います。 カラオケの機械に付いている、キーを変える変調機能(キーコントロール)を思い出してみてください。歌が高すぎるときは、キーを下げ、自分の歌いやすい高さにします。キー…
A.MC(Master of Ceremony)は、音楽業界ではステージで曲の合間のおしゃべりを指します。もともとは司会者という意味でした。バンドでは、ヴォーカリストがこの大役を担うわけです。 歌う前に話(MC)を練習しておきましょう。最初は…
A.マイクは、口もとから少しはなして持ちます。焦点としては、15センチくらいで、ことばの発音などもうまく集められます。声の小さい人、音響効果を重視する人は、もう少し近づけた方がよいでしょう。 リハーサル時に、モニターで自分の歌っている声が聞こ…
A.一般的に「音痴」と言われる人のほとんどは、生まれつきのものではなく、その後の環境に影響された後天的なものが原因であるようです。というよりも、むしろ、声を出すトレーニングをあまりやってこなかったというだけの人が多いのです。ですからほとん…
A.歌にビブラートをつけた方がよいという人と、ビブラートさせてはいけないという人がいます。これはビブラートがどういう状態を示すのかが使っている人によって違うので、どちらがよいとは言えないのです。この定義の違いについては、地声や生声、裏声、…
A.変声期を過ぎた大人は、年とともに、声質は太く、低くなってくるものです。この微妙な声質の変化は、その人の声の味わいを増すともいえます。日常の声は、年をとると男性はやや高く、女性は低くなり、老年になると、おじいさんもおばあさんも変わらない…
A.ピアノを使い、鍵盤の真ん中の“ド”から、半音ずつ上げながら、声を出していきましょう。単純にいうなら、声がひっくり返ったり、出なくなったところが、あなたの声の上限です。逆に、一音ずつ下げて声の出なくなったところがあなたの声の下限となります。
A.普通は、1オクターブから1オクターブ半ぐらいでしょう。何オクターブもの声域を持つ人もいます。しかし、2オクターブの声域があれば、かなり広い方、歌には充分です。歌で使える声域は、音響技術の使用でとてもわかりにくくなりました。
A.声域は、ある程度の範囲内において、生まれつき決まっています。声楽では、女性は声の高い順に、ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、男性は、テノール、バリトン、バスです。(本当は、声域でなく声質での分類なのですが、)声域は、その人の声帯や、体格…
A.他のプレーヤーの音をヴォーカル以上に出してしまうのは、音響で調整すべき問題です。楽器とヴォリュームを競っても仕方ありません。ただし、ハードロックやヘビメタでは、そういうわけにはいかないでしょう。本当の原因はヴォーカリストが高い音をしっ…
A.声質は、一人ひとり違うもので、先天的にも決まってきます。自分の声が気に入らないという人もいるでしょうが、自分の個性を見つけ、その声を生かす方向で伸ばしていきましょう。そのためには、自分のベストの声をいつでも出せるようにすることです。よ…
A.人が感動し、賞賛するだけの価値をそこにつけられるか、です。向き不向きではなく、チャレンジする資格は誰にでもあるのです。
A.日本語は、歌としては扱いにくい言葉です。口先でも適当に発音できてしまうので、深くない発声に慣れています。さらに今のように音響加工が加わると、どんな声でも通じるので、よけいにわかりにくくなります。多くの人は、イやウの発声でうまく声が出ま…
>>> 口の中に装置が入ってたり歯に力が加えられたりしてるからできないならまだしも、腹式呼吸でトレーニングしようとすると耳に空気が送られてくる感じがすることもありました。矯正の先生にも内科の先生にも診てもらったところ「別に問題ない、どこもお…
A.即戦的には、口をしっかりと動かし、開けることです。もちろん、言葉をはっきりと言おうとして、むやみやたらに口を大きく開けすぎていると、かえって平べったい口先だけの声になりかねません。 口先はあまり開けずに、口の中を開ける感じでAIUEOと…
A.他の人に聞き取れないほどの弱々しい声(日常的な会話に不自由する)しか出ないのならば、声帯の異常も考えられるので、医師に相談してみた方が安心でしょう。思い通りに声が出ないという程度であれば、その必要はありません。 声は個人差の大きいもので…
A.“自分は他の人に比べて、ブレスが短いのではないか”という悩みをもっている人は少なくありません。歌うときに重要なのは息の吸う量や吐く量ではなく、腹式呼吸といかに効率よく声として使うかです。声を出す原動力は呼気なので、声を操るためには、発声…
A.体をマッサージしたり、柔軟体操をして筋肉を柔らかくしておくことは、むやみに声を出して歌うより、よほど大切なことです。体が固い人やいつも凝っている人は、よく全身の筋肉をほぐしておくことです。毎日欠かさずにやりましょう。そのうち、歌や声、…
A.無駄な力が入りすぎたり、その状態を続けすぎていることが要因でしょう。状態が悪くなったらすぐにやめるか、間をあけてください。ただし、慣れない状態でやるときにもよく起こることなので、それほど気にしなくともよいとは思います。 トレーニングの目…
A.立った姿勢で声を出し続けるといったことは、慣れないうちは不安定になりやすく、力が入りやすいです。といっても、立って歌ったり、ヴォイストレーニングをすると、すぐに疲れてしまうというのでは困ります。体が資本であり、体力が勝負ですから、普段…
Q.続き>>> 喉が痛いとかではなくて声が前よりガサガサしています。得意だった裏声が前のようにきれいにはでなくなりました。普通に声を出すときも自分の許容範囲を超えると少しがさがさしてきます。心配になったので耳鼻咽喉科に行ったところ先生は喉が…
A.声のかすれているときの練習方法は、人によってはハミングが効果的です。まず口を閉じて、自分だけがどうにか聞きとれるくらいの小さな音量で、ハミングをしてください。このときは、(メガネを止める)鼻の位置を意識するようにします。目はよく開き、…
A.まず、見た目によくありません。ステージでは、わずかな動きも無駄なものは取り除いていきましょう。激しい運動をすると、ハアハアと肩で息をしますが、この呼吸は吸うのも吐くのもはやいからです。そのため、酸素をすばやくとりいれるにはよいのですが…
A.腹式呼吸だけでは声は出ません。あくまで腹式呼吸は声を扱うための方法でしかありません。しかし、腹式呼吸は、誰でももう身についているともいえます。私たちは普段、あるいは眠っているときに、無意識のうちに腹式呼吸を行っています。ですから発声に…
A.簡単にいうと、胸の周りに呼気を入れてしまう、つまり、肩や胸がもり上がるのなら、胸式呼吸といわれます。手をウエストの両わきへあて、そこに空気が入るように少しずつ息を吸ってみましょう。そのとき、肩、胸が上がったり、力が入ったりしてはいけま…
A.立った姿勢は自由すぎて、最初は定められず、うまく声がでにくいものです。イスに腰かけてやるのもよいでしょう。このときも、背筋を伸ばし、肩の力をぬいて(あがらないように)腕に力を入れないようにすることです。イスには浅く腰かけ、背もたれに寄…
A.横たわった姿勢での発声は高度なテクニックが必要なように見えますが、むしろ、歌うフォームを身につけるための基礎トレーニングで、そこから始めさせている人もいます。寝ころんで声を出して、呼吸と発声の感覚や結びつきをつかむことは効果的なことで…
A.体格や首の太さも、確かに有利な要素の一つかもしれません。しかし、そうでないからといって、不利ではありません。無理に体型を変えようとしなくてもよいでしょう。声楽家のなかには、太っている人の方がよい声だというイメージもあります。体重を増や…
A.外国との大きな違いの原因となっているのは、浅い発声の日本語、日本人の生活様式です。姿勢一つとっても、私たち日本人はどうしても猫背になりがちです。 理想的なフォームは「鳩胸でっちり」といわれます。下半身はしっかりと体を支え、背筋を伸ばし、…